
ヤロン・ヘルマンのACTへ移っての新しいアルバムがでて、この人は今一押しと思っているピアニストなので惑わず買いでした。
最初に出会ったのが2007年、パリからのお土産CDで出会って、これではまってしまいました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/e/38bf08b35ae65ae432e6ac431a959df4
その後のデビュー盤のソロの完成度におどろたのですが、前作「ミューズ」では上手く作りすぎでいるようで、ちょっとと思ったので、ACTは良い組み合わせだと思って聴き始めます。
1曲目短い“Follow The White Rabbit”はスタジオでの即興だそうですが、そのような即興と用意したオリジナル、それにカバー曲が組み合わさった聴き応えを意識したアルバムです。
その一曲目がアルバムタイトルで、“白兎を追いかけて”は即興ながらしっかりした構成もできたアリス・イン・ザ・ワンダーランドをイメージして、その後のいくつかの短いして、即興がそのワンダーランドのイメージしてそれを間に挟むことでトータルでもアルバムイメージを作っています。
3曲目“Trylon”はしっかりしたオリジナルで普段の演奏に一番近いのではないかと思う緊張感がある演奏、この人ピアノが上手すぎるので、曲を押し切って弾ききるところがありますが、そこもまた魅力でなのか、これからもっとよくなる気がします。
4曲目はニルヴァーナルの曲だそうですが、そもそもそのグループを知りませんから、特にうれしいわけではありませんが、感じではピアノデヴューより強くなっています。
5曲目はイスラエルの古いポピュラー・ソングだそうで、ちょっと淡く軽いタッチで、しかしラインは浮ついていない、ここら辺が凄いと思わせるところです。
このアルバムで気に入っているのが6曲目“The Mountain In G Minor”これまでの有名ベテラン・リズム、マット・ブリューアー(ベース)とジェラルド・クリーヴァー(ドラムス)に変わって若手、技量と奥行きは落ちますが、勢いは凄い、この曲はロック、グイグイとプログレのようにピアノ・ソロからうねりが続いて、ベースソロもドラムスソロときちんと入って聞き応え充分。
7曲目はピアノソロで“カデンツァ”となっていて、即興で普段弾くフレーズを弾いたのではないでしょうか。テクもしっかりとみせる演奏です。
短い曲がワンダーランドをイメージしてくみあわさっていますが、そんな意識がちょっと若々しく、前作よりか硬くるしさもかんじますが、これはワンダーランドを作ろうとした若さ、このようにもっともっと遊んでくれると、凄い飛躍をするだろうと感じるのです。
次の作品は必ず驚異的なものになるだろうと予感させるワンダーランドなのです。
FOLLOW THE EHITE RABBIT/ YARON HERMAN
Yaron Herman(p)
Chris Tordini(double bass)
Tommy Crane(ds)
2010 6/10~6/12
1. Follow The White Rabbit
2. Saturn Returns
3. Trylon
4. Heart Shaped Box
5. Ein Gedi
6. The Mountain In G Minor
7. Cadenza
8. Airlines
9. Aladins Psychedelic Lamp
10. Maby Mine
11. White Rabbit Robot
12. Clusterhobic
13. Wonderland
14. No Surprises
Yaron Herman名前は知ってますが、聴いたことがなかったです。
前作とこのCDの、monakaさんの感想とジャケットを見てぜひ聴いてみたいと思いました。
来年はウサギ年、年女です(笑)
いつも積極的な展開敬服しています。
さてハーマンですが、とても素晴らしいピアニスト(技量に関しても特出していると思います)なのでぜひ聴いて記憶に入れてください。
ただしよしあしは、アルバム2~3枚見なければいけませんよね。この人のアルバムは全て聞いています。これから絶対頭角を出す人と思います。
もう一人ハクエイですが、11/27ピットインの2時からの部に演奏です。
年末の渋谷が最後のステージになりそうですが、その前の新宿が狙い目です。
予約ありませんので、可能ならばおいでいただけたらと思います。
本作も決して悪くはなかったですが、どうも最後までしっくりこなかったです。
ヘルマンにのアルバム「Yaron Herman Trio /A Time For Everything」にたいしは、多くのアルバムとは別にして、ぜひ聴いて欲しいアルバムだと指摘に思います。
キース以後のメルドーその他のもしくはestを含めた糸口を探る一人の重要なアルバムだと思います。
ここを原点に見据えて欲しいと私は思います。
このピアニストとても面白いです。
今までのジャズの枠をこえた精神の揺らぎを感じるのです。
にた感じにメルドーがあるのでしょうが、その若者版と思って良いかも知れません。
このアルバムはレーベルが変わっていまいち色を出せなかったというか、その前の作品を含めて、きっと次で爆発してくれると私は思っています。
あらためて、感想かきましたのでトラバしました。
エネルギッシュにひきまくるだけでなく、しっとりした陰影もあり、次回も期待しちゃいますね。
しかし、今回はジャケットの魅力というものをあらためて考えさせられました。
なんだかかわいいうさぎジャケットだから話題になって、買ってみた人もおおいですよね。うさぎ年だし。。