JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ブラック・ウィドウ ダニエル・シルヴァ 著 山本やよい 訳

2017-09-05 10:09:43 | 



ショップで見つけて見出しを読むと面白そう、買って読みはじめたらこれが読みやすい。
フロリダ在住の作家だそうで、刊行した20作がすべてNYタイムズのベストセラーリストにのったそうで、その人の最新作、美術修復師でイスラエルの工作員のガブリエル・アロンを主人公にしたシリーズでそのシリーズも2005年からこれで7作目のようです。ここ3年1冊づつ山本やよいさんの訳で出ているようで知らなかった。まだ読み始めて100ページぐらいだけれどここ3作を逆読みもしくは2冊まえの「亡者のゲーム」に行こうと考え始めています。(ストーリーがつながっているから)

調べると2005年にでた「報復という名の芸術-美術修復師ガブリエル・アロン-」がこのストーリーのはじまりみたいなのでここから攻めるのが良いだろうけど、まずはこの新作から行きましょう。
お話はISISの爆破テロリストとの戦いだけれど、かなり大胆な展開となった。シリーズとしてはガブルエリ・アロンが主人公なのだけど、タイトルにもある通り"ブラック・ウイドウ”と呼ばれるナタリーがほぼ主人公。彼女が動き出すと話が格段面白くなる。そしてこの新作、読めばわかるけれど新しいシリーズの状況造りみたいになっているから、これからISISとの戦いが続いていくのでしょうね。

「報復という名の芸術-美術修復師ガブリエル・アロン-」にすぐいくのも良いけれど、おなじみのマーク・グリーニーのグレイマンの新しいのがでているし、同系列だからちょっと間に挟みたくなった癒し系にいってみるのが良いみたい。

すじには関係なく気に入った文二つ。

 ヴィヴァルディの旋律が彼を迎えた。世界中の武器密輸商、ヘロイン密売人、テロシストの好む音楽だ、とラジオのスイッチを切りながらミハイルは思った。

 木材の割れるばきっと音に続いて女性の悲鳴があがり、その悲鳴が不意にやんだ。ドアが乱暴に閉まって、家のなかの明かりが消えた。ラヴォンは運転席に移動して、静かな通りを見渡した。荒っぽいまねはしないという約束もここまでだ。いつも荒っぽいことになる。

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