JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

MONGO モンゴ  ニューヨークのゴミをめぐる冒険 デッド・ボサ 著 宇佐和通 訳

2016-09-23 23:10:26 | 


図書館で借りた、とても面白かった小説は長かったので貸出期限を1日過ぎてしまった。返してしまえば次の本がないのでばったりだけど借りてみた。
モンゴって言葉知らなかったけど、1980年以降アメリカで使われているスラングで、「道端やゴミ箱にすてられている、まだ使えるもの」だそうです。



ニーヨークはまだまだ使える捨てられたものの宝庫だそうで、新品とは思えない椅子を引きずりながら家路を急いでいるサラリーマンとか、とてつもなく大きなビニール袋をかかえたキャリアウーマン風女性とか・・・・どうやらにゅうーヨークにいるストリート・コレクターたちのお話のようです。
1ヶ5セントのカンを集めて歩く人々、(1日650ドル稼いでしまった人がいたり、下水道の排土から見つけた1939年製のスーパーマンのおもちゃのリングがオークションで9,387ドルになってみたり、ここニューヨークはストリート・コレクターの聖地だそうです。



日本でもカンを集めている人はみるけれど決して自分じゃできないけれど、格があるみたいで一番なってはならないのが、ブラックバッカーというのだそうで、どんなことするかは調べてみてね。

スティーブンは古本のの拾い屋、ある時警官に呼び止められて、道路に組み伏せられた。袋のなかには、シェークスピアをはじめ手にいれたばかりの品が何冊かはいっていた。組み伏せられたまま、スティーブンは警官に行った。「シェークスピアの本を盗み出すコソ泥がいると思うかっ!?」

何日か前、彼はマリリン・モンローに関する品々のオークション・カタログをひろったが、これはすぐに六十ドルで売れたという。

スティーブンに¥も”元通り”の状態にこだわる。他のストリート・コレクターに対しても同じことを強く望んでいる。道すがら、中身が散らばったゴミ袋を見つけた。スティーブは「まったく、ブラックバッカーはテロリストと一緒だ。袋を切って中身をさらけ出し、あとはそのまんまなんだから」

どうやらストリート・コレクターになる必要もなさそうなので安心だけど、ほとんどの人が生き生きとエンジョイしているのだそうだ。

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