JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

素材は知っているけどエスニック料理 Lineage / Dave Liebman

2016-09-22 20:01:46 | 聞いてますCDいいと思う


ゆっくり中古屋さんで見ていたら前から欲しいと思っていたアルバムがあった。ディヴ・リーヴマンがロックの曲などを演奏しているアルバムで、乗りが良いだろうなどと想像していた。これもアウトレットでうれしい。

1曲目快調に4ビートや8ビートで行くかと思ったら変拍子のピアノもくすんだメロディを弾いて、”Mr. Sandman”って元歌は1958年にコーデッツという女性4人グループでヒットした曲で聴けば知っている曲だからかなり変わったアレンジ、ちょっとクエストを思いだSY。
2曲目ウッド・フルートではじめる”Eleanor Rigby”はソプラノ・サックスにテナーがかぶさってオリエンタルな感じ、テナーのリーヴマンがかなりブローされる。
3曲目はスティービー・ワンダーの曲、生ギターとエレベに乗ってソプラノのバラッド。
4曲目はなんと“テキーラ”このアルバムRock and Pop Classics Revistiedとあるからこれはクラシックなんだ。
5曲目は1955年にシナトラが歌ったスタンダードでテナーでバラッドするけどピアノはやっぱりちょっとひしゃげる。Bobby Aveyと言う人リーブマンと時々演るみたいだけど個性的な人だ。
6曲目はベースから始まる”Walk, Don't Run”2ソプラノ・サックスでMatt Vashlishanと言う人もしらなかったけどこの人もリーブマンと演っているようです。
7曲目、J・ミッチェルの”ウッド・ストック”、はピアノがフリースタイルで始めてあのゆったり感のない不思議なはじまりでソプラノが一寸短調に変えたメロディ。
8曲目、突然エレベのロック・リズムにディステナーション、60年代のサーフ・ミュージックだけど70年代のフラワー調。
9曲目はテナーでゆっくり吹く“Here, There and Everywhere”
最後は“ Love Me Tender”をテナーでゆっくり吹き始めるけどやっぱりひしゃげる。
アルバムタイトルが血統っていみだから、ロックやホポップの血統を再訪しているのだろうけれど、どっかの大きなホールでお気軽に楽しむというよりかはきっちりと血統を再演しましたというところ、それはそれでいろいろ楽しかった。
素材は知っているけれど、ちょっとアレッとおもうエスニック料理をいただいた感じです。

Lineage / Dave Liebman

Alto Saxophone, Soprano Saxophone, Flute, Electronic Wind Instrument, Clarinet – Matt Vashlishan
Drums, Percussion – Michael Stephans
Electric Bass, Acoustic Bass – Evan Gregor
Electric Guitar, Acoustic Guitar – Vic Juris
Piano [Acoustic], Organ, Electric Piano – Bobby Avey
Soprano Saxophone, Tenor Saxophone, Flute [Wooden] – Dave Liebman

1 Mr. Sandman
2 Eleanor Rigby
3 Visions
4 Tequila
5 I Only Have Eyes for You
6 Walk, Don't Run
7 Woodstock
8 Wipe Out
9 Here, There and Everywhere
10 Love Me Tender

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