リリース当時「クロイドン・コンサート」と呼ばれていたアルバム。(今もそうか)
なぜ今オーネット・コールマンかというと、へえ珍しいと思って聞いているからだ。以前亡くなった義兄のCDを整理し中古屋さんに出したことがある。気に入ったアルバムはもらって残したけれど、まだあったと連絡があった。
それで姉の家から引き取ってきて整理を始めたらこれに出会った。義兄の趣味、メイン・ストリームが主体だから、こんなの以って他のと驚いたわけです。とはいっても非常に幅広くきくひとだったから不思議ではない。
「ゴールデン・サークル」は好きで結構聞くのだけれど、こちらは持っていなかった。
1965年5月の録音で、この年は「チャパカ組曲」2月、「ゴールデン・サークル」12月と充実を極めていた時の録音。
当時難しいと思って買わなかったけど(月に1枚ぐらいしか買えなかった)これg菜位。
弦楽四重奏の”Sounds And Forms For Wind Quintet - Movements
2にはじまって、これは美しい現代音楽と思う。そしてその後「ゴールデン・サークル」のトリオ編成の演奏になる。「サークル」を買いかぶりすぎていたと思う。同じような完成度のトリオ演奏が続く。今回これを聴いて考えを直した。オーネットのバイオリンとトランペットはちょっとねというのが心にしみていたけれど、それがそうじゃなかった。バイオリンの音もきれいだし、トランペットも普通に聞くことが出来る。イヤー、永い間誤解していたのだ。なんかとても新鮮で、私のように誤解を持っている人がいたら、久しぶりに聞いてみたらと思う。
ということで
新人に戻ったような初々しい気持ちになれた。今回は全部で100枚ちょっとのCDだけど欲しいものを選ぶ作業がまた、しばらく続きそうだ。
AN EVENING WITH ORNETTE COLEMAN
オーネット・コールマン
(alto sax, violin, trumpet)
デヴィッド・アイゼンソン (bass)
チャールズ・モファット (drums)
録音:1965年8月29日
ロンドン
Sounds And Forms For Wind Quintet - Movements
Sadness 3:33
Clergyman's Dream 12:15
Falling Stars 8:54
Silence 9:13
Happy Fool 7:11
Ballad 5:19
Doughnuts