JAZZ最中

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世界交流 CHABEM / Chano Dominguez

2022-08-21 13:16:38 | 聞いてますCDおすすめ


ジャズ・ピアニストを廻っていてチャノの新しのがもう一枚あるのを知った。こちらはストリーミングでしか手に入らないけれど、今回は勢いでいいかと手に入れた。チャノも結構いろいろなところで録音するのですべてを聴くのは結構大変。フラメンコといろいろな交流を志向している人だからしょうがないか。
今回はブラジルのミュージシャンとの共演。cajon(カホン)はブラジルの演奏でよく見るけれど楽器でルベン・ダンダスという人バンドリンはアミルトン・ヂ・オランダとうひとで、ブラジル音楽よくしらないけれど、レジェンド級の共演となったようだ。

  

1曲目そのカホンをバックにバンドリンとピアノのユニゾン・テーマで始まる。確かに純粋フラメンコとは違うかな、こうなってくるとチャノの仕掛けるわーるのな音楽つながりとなってくるのかな。
2曲目はタイトル” Para Chick”でわかるように亡くなったチックに捧げたのだろう、スナーキー・パピーのマイケル・リーグがゲスト参加、テキストがないので誰の曲化もわからないけれど、このノリを作るならもう少しソロを各自長くしても良かったと思う。残念。
3曲目バンドネオンのフレーズはブラジリアンのちょっと悲哀みたいなものを含んで、このようなところがこの共演の意味するところなのだろう。
5曲目”Chumbulum”ちょっとジャコのビック・バンドのサウンドをトリオにしたのを感じた。
6曲目”Zyryab”はパコ・デ・ルシアの曲、そう思えばやはりフラメンコの感じが強い。
7曲目ふたたびマイケル・リーグをフューチャーした曲、スナーキー・パピーってほとんど知らないのだけれど、先日お仲間のところでクリス・ポッターが吹いているのを見て興奮したな。こちらは落ち着いた曲で低音が欲しかったのだろう。
後半はブラジルの歌が多くなるってチャノが共演の二人を立てる感じ8曲目の” Santa Morena”はいかにもその良い感じ。
8曲目も リーグをフューチャー、アコーステックがメインにちょっとエレべのソロが入るのもいい。
おしまいに” Carinhoso ”をSílvia Pérez Cruzの歌をフューチャーして、この曲ジョビムが演奏していたのを覚えている。いい雰囲気で終焉してくれる。



チャノ、続けざまに2枚だけれど、それぞれに意味があって、フラメンコを多くの世界に交流させることに尽力していると思う。

CHABEM / Chano Dominguez

Chano Dominguez – piano
Rubem Dantas – cajon
Hamilton de Holanda – bandolim

Guests :
Michael League – bass (2, 7, 9)
Sílvia Pérez Cruz – vocal (11)

1 Capricho de Espanha
2 Para Chick
3 Afro Flamenco
4 Olha Maria
5 Chumbulum
6 Zyryab
7 A Mi Padre
8 Santa Morena
9 En Nome De Esperança
10 Luz de Vida
11 Carinhoso
コメント
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