JAZZ最中

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この時代だから SOMETHING TOMORROW / ENRICO PIERANUNZI

2022-08-02 09:54:33 | 聞いてますCDおすすめ


トマス・フォネスベクと相性あよくここのところ共演がおおいけれど、コロナ化の2021年にアルバムを作ってくれたことがとてもうれしい。声おなかで木偶多アルバムでおおいのが、派手ではないけれど、心のこもった伝言のようなアルバムだ。
こんな状況で1曲目”Those Days ”をきけば、エンリコ聴取と同じように不安があり、その不安を少しでも心から取り除こうとしていることが感じられる。2曲目、チェカレリのドラムスも衰えなくうまいし、トマス・フォネスベクのソロもつづいて正当なピアノ・トリオが満喫できる。
4曲目” The Heart of a Child ”も心和むやさしいメロディでこのようなメロディが流れる生活を再びということなのだろう。ケニー・ドリューとぺデルセンが思い浮かぶ。
5個曲目がタイトル曲の”Something Tomorrow”ちょっと元気に希望を持とうとつづいて力づけられる。
おとなしめの曲がおおくなっていて、ある部分では不満に思う方もいるだろうけれど、このアルバム、この時代だからの演奏だと感じる。多くの人々の時代の訴えのようなアルバムだ。

SOMETHING TOMORROW / ENRICO PIERANUNZI

Enrico Pieranunzi (P)
Thomas Fonnesbæk (B)
André Ceccarelli (Ds)

Recorded on September 5 & 6, 2021 by Thomas Vang at Village Recording, Copenhagen

1. Those Days (Enrico Pieranunzi) 4:54
2. Perspectives (Enrico Pieranunzi) 4:28
3. Wave of Interest (Enrico Pieranunzi) 3:46
4. The Heart of a Child (Enrico Pieranunzi) 4:58
5. Something Tomorrow (Enrico Pieranunzi) 3:19
6. What once was (Thomas Fonnesbæk) 4:50
7. Three Notes (Enrico Pieranunzi) 4:01
8. Suspension Points (Enrico Pieranunzi) 4:21
9. Je Ne Sais Quoi (Enrico Pieranunzi) 5:36
10. This is New (K. Weill - I. Gershwin) 4:53
コメント
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