
暗殺者で美術修復士ガブリエル・アロンの新作「ブラック・ウイドゥ」が面白かったので、シリーズを幾つか読むことにした。話のすじからいうとここら辺がスタートの2000年の「報復と言う名の芸術」を図書館から借りてみた。
始まり早々にオクサンと子供がテロに遭うので驚いたけれど、そもそもそこがこの話の元というかもっと元があった。
主人公は、ブラック・セプテンバーの復讐を自分に課したイスラエルの戦士だから、アラブのテロリストに狙われるのが必至、作家自身ユダヤ教に改宗した人だから立ち位置にぶれはない。
最新刊につながる女性たちも登場してこのあと2013年まで12冊があるけれどそちらは翻訳されていない。2014年から2冊が翻訳されていて、それが最新刊につながるわけでそちらに行ってみよう。
今回は悪役テロリストがそれほど凶悪ではなかったような、手下のほうが悪そうだった。