
刑事2課のドキュメントを読んでリンカーン弁護士に戻る前に、もう一つ借りた本を読んでみた。こちらもドキュメントでどろどろの人間同士のことではなく偉大な自然と人間のドキュメント。
山野井泰史というアルピニストが自分の山行を振り返った作品。

「ただただ、手に力をいれ、足を踏ん張り岩を登りたい。高みに行きたい」という人。

すべての山が足下にあり、青く澄んだ空が頭上に広がっている。諦めないで本当によかったと思った。
と素晴らしい記録が残っているけれど、凄いのはなんといっても最終章、"生還”でギャチュン・カン北壁でのオクサン妙子さんとの壮絶な生還。
もう私なら100回(実際は100回ではとどまらないだろう)は死んでいる。