
図書館でハードカバーを借りて、ショップで読みたくなった文庫を同時進行で読み始めた。駐車代を払いたくないから2000円以上本を買うことにして3冊選んだけれどその一冊。
タイトルが凄い、痛いというか怖いというか、他の本は置いといて、これは襟をただしてきちんと相対した。
浅生ハミルンのこんなイラストがあって、同じような写真を幾つかにオクサンにとられているこちらはこの段階で落ち着かない。

こんなことをする度にペナルティをもらっているから、ザマミロ的喜びをタイトルからもとめたけれど書いているのは12人の女性作家でした。
朝倉かすみ、中島たい子、瀧波ユカリ、平松洋子、室井滋、中野翠
西加奈子、山崎ナオコーラ、三浦しおん、大道珠貴、角田光代、藤野可織
の12名、知っているのは4名で2人の方は下戸と明言しているし、酔っぱらって消えてしまいたいほどのことをしたみたいな武勇伝的?懺悔は
ないだろうな~と読み始めたけど、それにしても素晴らしいタイトルです。
そんな中、三浦しおんさんと角田光代はさすが文豪、大物です。内容は書かないけど。
気に入った平松洋子さんの一節
ああ、またやってしまった。飲み過ぎてしまった。「うっかり」という言葉がうらめしい。
~ 中略 ~
そんな自問自答を重ねてきた。酒を飲みはじめたのが十八のとこだから、四十年になる。そうか、四十年も。嘆息しながら酒の後悔を指折り数えると、自分に絶望してしまいそうだ。いや、せめて落胆にとどめておこう。絶望すべきことがらはほかにも山ほどあるので、自分をなぐさめるときのために酒ぐらい味方にとっておきたい。