ダニエル・ザミールと言う名前は見覚えあって、ショップで新しいアルバムがあって、なぜか気になった。まるでカンだけれど手にとったら手から離れない。アルバム検索したら古いアルバムは見覚えあるけれど内容は忘れている。
こんな感じのイスラエルの人
1曲目、モーダルでポップと言うのもおかしいけれど、ヴォーカルもいれたとても元気が出てくるような始まりです。
2曲目、この人の持ちあじだそうですが、久しぶりにシート・オブ・サウンド(死語)を聞いた気がします。ピアノがハンコックみたいに弾いてカッコいい。
3曲目、ソプラノに持ち替えてこちらもパラパラと吹きまくり、スタイリシュとジューイシュがまじりあったようなサウンドです。
4曲目はそれをもっと色濃くしたメロディ、これってディスコ・ミュージック(死語)です。
5曲目アルトにして、感じとしてはケニー・ギャレットが近いか、ピアノ・ソロが完全にイッっていて凄い。このOMRI MORと言う人、若い人だけれどかなりすごい。いったいイスラエルのピアニストってどうなっているのでしょう。
なかなか熱い演奏が続いて、ですからかなり惹き込まれる。サイドマンからは若さがあふれて、これはお薦めのアルバムじゃないかと思います。
3月というのは、新年度の体制とか目標を決定し終えて、さて4月に臨もうという時期で、それって頭で考えているだけでは一寸甘い。
腹に据えるというか、腹をくくるというか、決心が必要なわけで、この音楽まさにそんな時に聞くと、おおやらねばという気合をいれてくれるアルバムでした。
ショップで手から離れなかったのもこれ神様のプレゼントかもしれない。
素晴らしいアルバムなんだけれど、ジャケに印刷されている1曲目は❝Thirty Six”だけれどCDのほうには”Two”とクレジットされていて、そのあとも順番はばらばら、どちらが本当かわからない。
聞いているかんじではCD本体の方が感じあっている。
音楽はすごいけれど、ここら辺は中東タイムかな。
DANIEL ZAMIR
DANIEL ZAMIR(sax)
DANIEL DOR(ds)
GILAD ABRO(b)
OMRI MOR(p)
1. Thirty Six
2. Thirty Five B
3. Seven B
4. Thirty
5. Two
6. Forty Six
7. Yes Eleven
8. Four
9. Fifty Six