ロニー・スミスは基本的に守備範囲外だったからたぶんアルバムも一枚も持っていないだろう。今度のアルバムが出ているのは知っていたけれどスルーしていたら、blogのお仲間の記事を読んで急に聞きたくなりました。
ここのところ快調なブルーノートがまたその特徴をだしたアルバムにしてくれました。
1曲目、最近のグラスパーはどうもと思っていますが、ここではジャズを弾いていて楽しい。
2曲目ではソプラノでこのように吹くロバーノが珍しいけれど、ロニーのバンドでデヴューしたんですね。
しっかりしたペットが良いソロを取り、リズムががっちり刻んで切れのよいオルガンがはいるので、これ久しぶりに体をゆすって聴くJAZZになりました。
4曲目“ストレート・ノー・チェサー”で勝負をするあたり、(マイ・フェバリットもそう)気持ちいいし、ギターにテーマを弾かせるのも面白い。
5曲目、2管で始まるファンキーなチューンは、ラップも入るから、これが今のブルーノートなのですね。
マイフェバリットはギターとドラムスのトリオになっているけれど、KEYがダブしていて、重厚なダンサブルな演奏、そっち方面でヒットするのではないでしょうか。
最後は壮大な感じのAfrican Suiteでオルガンは一寸レオントーマスの歌声を思い出してしまいました。
EVOLUTION / DR.LONNIE SMITH
Dr. Lonnie Smith: Hammond B-3 organ, keyboards (6, 7)
Robert Glasper: piano (1)
Joe Lovano: G mezzo soprano saxophone (2), tenor saxophone (3)
Johnathan Blake: drums
Joe Dyson: drums (1-3, 5, 7)
Jonathan Kreisberg: guitar
Keyon Harrold: trumpet (1)
Maurice Brown: trumpet (2, 3, 5)
John Ellis: tenor saxophone (1, 2, 5)
bass clarinet: (3), flute (7)
1. Play It Back /Dr. Lonnie Smith Featuring Robert Glasper
2. Afrodesia /Dr. Lonnie Smith Featuring Joe Lovano
3. For Heaven’s Sake /Dr. Lonnie Smith Featuring Joe Lovano
4. Straight No Chaser
5. Talk About This
6. My Favorite Things
7. African Suite