ベニー・ラクナ―というピアニストを知らなかったけれど既に何枚かアルバムを出しているようです。ブラッド・メルドーに師事したと書いてあるので買ってみました。
エレクトロニカも使った新しいスタイルだそうです。
1曲目静かなピアノからはいってベースはエレべ、ここでメンバーをみて驚いた。このベーシスト、ニコラス・フォルメルとボブ・ミュンツァアーと演ったアルバムで4ビートを弾いていたし、2011年、エミール・パリシェンが入ったダニエル・ユーメールのアルバムでも弾いていて、安定したベースでドラムスをサポートと記事にしていた。
この人のアコベ、相当の技術なんです。このアルバムでも7曲目、美しい曲でアコベで良いソロをしています。
アコピはテクニックを見せるると言うよりかはメロディを大切にする感じ、エレクトロを使ったところではe.s.t的なサウンドを作っている。
新しい方向を志向しているアルバムは最初ちょっとイメージを捉えづらいところがあるきがします。一発目からこれはいいとはなかなかならない。そうやるの的な感じで聴いていて、演っていることがわかってきて良いじゃないかになっていく方が本物だと思う。e.s.tだって最初はそうだったのではと思う。最近のゴー・ゴー・ペンギンもそうだった。
このアルバム、そんなに長くないから、続けて1曲目に戻って聞きだすと、1回目よりかずっといい。
このアルバム、曲がとてもいい。ポップなところとかアレンジにも気をつかって仕上げたという感じです。
4月にコットン・クラブに初来日だそうで、ベースの人のサインもほしくなりました。その公演の二日後にはアラン・パスクァに会いに行くから今回は残念になるでしょう。
SYSKIYOU / BENNY LACKNER
Benny Lackner: piano, Musser Ampli-Celesta, Wurlitzer, Nord Lead, Solina String Ensemble (synth)
Jerome Regard: electric bass, acoustic bass
Matthieu Chazarenc: drums.
1. The 4th Member
2. Cygnet Committee
3. Palau
4. Sugarman
5. The Garden
6. Heartracer
7. Song for Lucia
8. Siskiyou
9. Namedropper