春宵霞という言葉はないけれど、題を考えていたら春、宵、霞と順番に思い浮かんで題にしました。
春宵一刻という4文字熟語があって、それは蘇軾という人の『春夜詩』という詩のなか「春宵一刻値千金」といって、春の宵は趣深く、そのひとときの時間は千金にも値するということだそうです。
先日は兄弟夫婦が集まって、年を重ねたので、それぞれお祝いみたいになってしまいましたが、基本的にはわが夫婦を祝ってくれました。
食事をしようと6人が集まりましたが、一寸早かったので食事の前に桜並木を夜桜見物、それでこんな題になったわけです。
いや桜よりその後の食事の素晴らしさが千金でした。
このお店何時も予約でいっぱいで、3月末の予約をとったのは1月初め、今からだと6月まではいっぱいというところです。

うるいとほたるいかの酢味噌あえ
酢味噌の味が上品で素晴らしい

あなごといも団子とタラの芽のお椀 だしの味が絶品でした。

お造り

蛤の吸い物

焼き物

天ぷら
お酒は山口の「獺祭」と宮城の「伯楽星」、焼酎の「富乃宝山」ですから酔っぱらっちゃうのは必至、でも兄姉と値千金のひと時でした。
値は千金ですが、これに炊き込みご飯がついて、そちらは千金ではなくて驚くほどお安いのです。
ただでさえ予約が取れないので、このお店は秘密です。