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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ジャケより凄い EST / FRANCOIS SALQUE & VINCENT PEIRANI

2012-03-07 22:03:10 | 聞いてますCDおすすめ


ジャケ買い2枚目は、ジャケ買いというより、楽器買え、チェロとアコーデオンのデュオと見て、ジャケがこれならばほぼ間違いないだろうと買いました。買うときに何処の国のアルバムだろうと一生懸命さがすのですが、なかなか見つかりません。
フランスかなとおもっていたらオーストリアのアルバムでした。

1曲目艶のあるチェロとあつみあるアコーデオンの響きから、充分テクニックをみせるクラシカルなチェロ、、スラブ調のメロディの速弾きに驚きます。
ジャケだけでは曲目が良くわかりませんが、チャールダーシュ第3番だそうです。
2曲目で出ししばらくは日本のメロディに似て、又ふるさと通信員の登場かと思いました。
なんとこのアコーデオン、ヴァンサン・ベラニさん、ついこの前の、ワケニウスのアルバムで結構激しくアコーデオンを弾いたり、先住民の歌なんかを歌ってしまった人でした。
ワケニウスのアルバムには写真がありませんでしたが、結構若いこんな人でした。
曲名は“バイカル”で、バイカルと日本の北国、どこか似ていると聞いたような気がします。



一方のチェロはフランスのこれもイケメン、チェリストとして超有名だそうで、2人で2010年10月に来日、コンサートをしたらしい、行きたかったです。



このアルバムは2010年、パリ郊外のモントルイユで録音されたものです。

3曲目、哀愁あるかけ合いはこれが良い、チェロはジプシー調のJAZZと言って良い演奏。曲名はルーマニアの主題によるメロディーで、ステファン・グラッペリが主題を書いた曲のようです。
4曲目は東欧の小品という感じで、アルバムタイトルにあるように「EST」東欧の音楽が素材のようです。
で5曲目が“ハンガリー狂詩曲OP68”、重厚なチェロの和音でメロディはクラシック、途中からウイーンのヨーデルみたいにもなりますがそれも幅広くよいでしょう。
6曲目、もの悲しいジプシーメロディから段々と激しくクレズマー調は2人の共作のようです。
7曲目はちょっと都会的、パリの影が偲びよる裏町の一角という感じです。
8曲目以降は1分前後の、このチェリストのために書かれた小曲集。

チェロとアコーデオンの組み合わせ幾つかありましたが、チェロの音ではこの人が一番惹かれました。
もう一度、日本にいらして欲しい。

EST / FRANCOIS SALQUE & VINCENT PEIRANI

FRANCOIS SALQUE(violin)
VINCENT PEIRANI (accordeon)

1. Csárdás III (Transcription de musique populaire d'Europe centrale)
2. Baïkal François Salque 8:15 $0.99
3. Medley sur des thèmes Roumains (d'après des improvisations de Stéphane Grappelli)
4. Rêve
5. Rhapsodie hongroise, Op. 68
6. Csárdás
7. Yiddish
8. Joc cu bâta (Allegro moderato)
9. Br?ul (Allegro)
10. Pe loc (Moderato)
11. Buciumeana (Moderato)
12. Poarga romaneasca (Allegro)
13. Marun?el (L'istesso tempo)


コメント
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