ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

ホワイトデー

2012-03-14 23:52:55 | カントリー
CAROLINA CHOCOLATE DROPS / LEAVING EDEN

今日はホワイトデーでしたね。ヴァレンタインのお返しにチョコレート・ドロップなどいかが?

はい、若干意味不明な感じに書き初めて見ましたが、要はキャロライナ・チョコレート・ドロップスの新譜が凄く良い!と言うことなのです。今時非常に珍しい黒人ストリングス・バンド。メンバーはRHIANNON GIDDENS(vo、fiddle、banjo)、DOM FLEMONS(vo、banjo、guitar、ds、bones、jug、quills)、HUBBY JENKINS(vo、banjo、mandolin、guitar、bones)のトリオ編成。前作「GENUINE NEGRO JIG」は、あのジョー・ヘンリーがプロデュースを務めたことでも話題になり、グラミー賞の『Best Traditional Folk Album』部門も受賞しました。それまでもマニアックな人気は集めていたことでしょうが、この前作で俄然注目を浴びた印象はありますね。そしてその注目を受けての最新作がこの「LEAVING EDEN」。期待をまったく裏切りません!!

カロライナの山中に伝わるマウンテン・ミュージックや、アーリー・カントリーの息吹を感じさせる素晴らしきオールド・タイムなサウンド。バンジョー、フィドル、マンドリン、ギター、の絡み合いは素朴ながら瑞々しい躍動感に溢れている。プリミティヴな歌声も素晴らしい。そんなストリングス・バンドの魅力溢れる楽曲が並ぶなか、手拍子のみをバックにアカペラで歌われる一風変わった曲があったり、現代的なメロディーを持つ歌物曲があったり、さらにサポート・メンバーのADAM MATTAによるビートボックスが良い案配だったりと、ヴァラエティ豊かな曲群が織りなす世界観は、古き良き時代へのタイム・スリップ感と同時に、現代に生きる黒人ストリングス・バンドとしての個性を感じさせてくれます。

ちなみにプロデュースはバディ・ミラー!! ジョー・ヘンリーに続いて今度はバディ・ミラーがプロデューサーを務めているという点からも、このグループの特異な立ち位置が伺い知れますよね~。



ちなみにこちらは私が妻にあげたホワイトデーのチョコレート。(どうでもいいですね…)