アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

桂米團治襲名披露

2008年10月30日 | 落語・講談・漫才


新橋演舞場   10/19(日) 

桂小米朝改メ
五代目桂米團治襲名披露公演

桂吉弥         時うどん
春風亭小朝  桃太郎
桂ざこば        肝つぶし
桂春團治      反魂香

<仲入り>

口上
 桂米團治 桂米朝 桂春團治 柳家小三治
 春風亭小朝 桂ざこば 桂南光

柳家小三治  道灌
桂米團治      蔵丁

昼間は舟木一夫が公演中なんだぜ。
そんな新橋演舞場。
夕刻は落語ファンだらけっ!

トップバッターは吉弥
「”ちりとてちん”かもよ」
友人の予想ははたして…

「またの名を、徒然亭草原と申します。
”だんだん”はアカンね」
まさにNHKネタ!ククク。

「時そば」ならぬ「時うどん」
うどん食べながら「ハ~」って言う声が、
なんや色っぽかったわ。

「他の上方の噺家は大丈夫なのに、
今の人は
何喋ってるのか判らなかった」
友人の一言…エエ!

根っからの東京人には、
喋る速度が速くって、アカンかったらしい。
そんなに超特急とは思わなかったけど…。
いや~そういうこともあるんやね。

大阪弁って全国区とは言うものの…。

小朝は初体験。
古典を聞いてみたかったのに、新作。
父親が寝物語に子供に聞かせる”桃太郎”
子供は一筋縄ではいきましぇん。
新しい物って難しいな…。
って思ってたら古典だったのか!知らんかったぁ。

出た!ざこば!
これまでなんでか、漫談みたいなもんにしか
巡り会ったことなかったからなぁ。

マクラは…あ、また奥さんの話。
何度聞いてもアハハ♪
「ハイヒール」のモモコの事が出てくるんやけど、
東京のお客さん判りはるかなぁ。

そのむか~し、テレビで観た
『鶴瓶・ざこばらくごのご』
ざこばは破天荒やった!今日もパワー全開っ!

春團治って、いくつになりはったんかなぁ。
声の小さいのはマイクが拾ってくれるし、
あの語り口は久しぶりやぁ。

…アララ。聞いてから1週間経ったら
物語が脳みそに残ってない!欠片もないぃぃ。
あ、鳴り物入ってた!(思い出したんそれだけかい)
またまた
M78星雲に飛んで行ってしまったんやなぁ。(アホ!)

口上にはズラズラズラ~リ。
やった~♪
米朝と小三治のツーショット♪

進行担当は南光!
「私の出番はここだけですんで」
ドドドッッ!っとオオウケ~!

 桂南光・こごろう親子会
 
2009/3/2(月)午後7時 
   東京芸術劇場小ホール2
 
 3300円

心が揺れるでこの会♪
観劇予算削減するからね。
アカンよ!私(判ってまんがな…)

さっすが『痛快!エブリデイ』の司会者。
MCが上手いっっ!オモロイっっ!
座布団1枚っっ。

色とりどりの口上に、
しゃっちょこばった所はゼロっっ。
笑って笑って笑ったことしか覚えてない(コラコラコラ!)

あ、ざこばが
最初に米朝宅に行った日の話をしてた。
武庫之荘(阪急電鉄ね)のエエ家で、
お茶とお菓子を出してもらったけど、
まさか手を出すわけにはいかずー。
そうしたら、子供が
「これも~らい」って取って行った。
それが新米團治
「そんなエエ家と違うな」そう思いました。
ガッハッハ

米朝の言葉は…えっと…
師匠米團治は、戦後のツライ時期を経験。
けれど、
新米團治にはそんな経験全然無い。
これから落語がどうなるかも判らないー

師匠として親として、上方落語界の重鎮として
厳しくも温かな、心のこもった言葉やった。

親子二代が揃って祝えるなんて、
こんなめでたいことはないよぉ♪
米朝も元気そ~でヨカッタヨカッタ♪

ああ!「大名跡」「実力が無い」「襲名」
デンジャラスな話があった、あった。

ウッハウハに沸いた場内。
この空気をどう沈めるのか小三治。

「プロフェッショナル」を観たら、
やっぱりこっちの視線が変わったよ。
メディアの力ってスゴイ。

「あ、お湯のみがない!」
友人は小さく叫ぶし。
テレビ観た人だけガッテンしてね。

さ~ど~出て来るのか…
「それで、句会なんですけど…」
ギョエ~!
口上で言ってた話の続きかい!
やられた~。やられました。
これで掴みはOK!

噺はしっとりと…
ウゲゲゲゲ!
また忘れてるしっ。アホ丸だしっっ。

ラストは米團治。
「五代目!」声が掛かった~!

もしや芝居噺するとか。
私が今まで聞いたのは『稽古屋』『はてなの茶碗』
松尾貴史の会では『七段目』やったけど…。
と思ってたら『四段目』!

芝居好きな丁稚が、
お遣いから帰って来たのが夕暮れ時。

「お前、また芝居観てたんと違うか」
「そんな!滅相な!」

旦那が言うことにゃ
「今度の『忠臣藏』では五段目が評判や。
特に猪がええらしいなぁ。
前脚が中村吉右衛門で後脚が片岡仁左衛門。
こんな猪は二度と見られん」

友達と目と目あわせてニンマリ。
それやったら私らも観たいっちゅうねん♪

「大部屋の役者が一人でやりますねん。
播磨屋と松嶋屋やなんて、そんなアホな」
得意げに喋る丁稚どん。

アワワ。引っ掛かったぁ。
「隣に座ったおじさんに、次の場も観ていけ。その次も」
そう引き止められたから…
言い訳は通~じへんわなぁ。

大目玉を食らって、
蔵へポ~イと放り込まれた。
お腹は空くし、暗いし、恐いし…
そうだ!こんな時はあれに限るっ。

”判官切腹の場”
「力弥…力弥。由良之助は」
つつつつ~っと花道へ駆け寄って
「…いまだ参上、つかまつりませぬ」

QOO~!ここ好きなんだよね♪
落語でも楽しめるなんて嬉しやなぁ♪

オオ!ついに切腹っ。

それを見つけた店の者っ
た…た…大変だぁ。
台所のおひつを抱えて、猛ダッシュ!

「ご膳っ」(御前)
「蔵のうちでか…待ちかねたァ」(由良之助か…)

イ~ヒッヒッヒ。
ひねりの効いたオチじゃわい。

ウワ~イ♪
華やかで温かで楽しかったぁ♪

男前でちょっとヌケテル坊々。
『情熱大陸』でバッチリ判ったもんね。
ハハ。
そんな小米朝が新しい名前にチェ~ンジ。
なんか、
めちゃくちゃ楽しみになってきた!

米朝一門の力。上方の力。
そ~して米團治の底力を、
これから長~い年月かけて、
コネコネしてからジュ~っとしたり、
ソースや鰹節掛けて(ってお好み焼きか)
観客に振舞ってね。待ってまっせぇ♪

テレビで早速!
疾走 上方落語 
小米朝から米團治へ~五代目桂米團治襲名披露~    
  11月3日(月) BS2午後9:00~10:59       

人間国宝、桂米朝の実子でもある桂小米朝が、
平成20年10月4日に上方落語界の大名跡“桂米團治”を襲名した。
襲名に向けた事前取材をまじえ、東西のベテラン、花形が
揃い華やかにかつ格式豊かに行われる
京都・南座での襲名披露公演の模様をお伝えする。

その前にこれ!
疾走 上方落語
 ブロードウェイを笑わせろ!~“ニューヨーク繁昌亭”への挑戦~

  午後8:00~9:00

「落語で世界を笑わせたい」と夢見る
落語家・桂かい枝(師匠は五代目桂文枝)。
半年間のアメリカ大陸横断武者修行の旅を経て、
9月17日のニューヨーク繁昌亭公演に挑むまでのかい枝の姿を追う。

予告編でやってたけど。
おっ、日経新聞にも書いてたけど。
皆で”うどんの練習”してた!
ああ、やってみた~い。

ふるさとから、あなたへ
  苦節を笑いに変えて~桂米朝一門 60年の軌跡~

   11月5日(水) BShi 16:00~



4 コメント

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ガッテン (やたけたの熊)
2008-10-30 15:02:34
>「あ、お湯のみがない!」

あららっ、誰かしくじったんですね。
湯飲みの中は、ふつうのお茶やないですからね。
返信する
同じ光景が (かしまし娘)
2008-10-30 16:51:10
やたけたの熊様、まいど!
まさかテレビで見たのと同じ光景が、目の前に繰り広げらえれるとは。
思いもかけないことで、ビビビックリ!
今度から、いつもお湯呑みの置き場所に視線が行ってしまうことでしょう。
ほんに、メディアの力は凄い。
返信する
Unknown (ハヌル)
2008-11-02 13:18:57
まいどです。レポ待ってましたよ~!
そちらも楽しかったようで、やっぱり「笑い」って大事だなあ、と
落語を聞いていてしみじみ思いましたね。
メンバーも出し物も若干違うのでその時その時で色々楽しめそうですね。
今日は出石の永楽館です。雰囲気がいいだろうなあ。

>「あ、お湯のみがない!」
私は観なかったんですが、観た友人からそのことを
聞いていたのでドキッとしました(苦笑)

>『情熱大陸』でバッチリ判ったもんね
ホントにいっつも南光さんや鶴瓶さんとかが言ってることが
よーくわかった米ぼんでした。良かったんでしょうかオンエアーして(苦笑)
返信する
オモロイ!!上方のヤツラ (かしまし娘)
2008-11-04 16:08:18
ハヌル様、まいど!
演舞場で襲名披露出来て本当に嬉しそうな米坊でした(笑)
BSの番組見たけど、いや~京都らしかったですね。
圧巻は「口上」!
文珍の「お正月やないんやから」っていうのも爆笑!
「おめでとうございます」って言ったら普通は「ありがとうございます」と返事するのに
「おめでとうございます」と返事されてってヤツ。
南光は、米朝の言葉を途中で「もう結構です」とキッパリ断ったり(笑)
出石の永楽館は風情があってイイでしょうね。
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