アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

本好きな人に特にオススメ! 幸福書房の四十年 ピカピカの本屋でなくちゃ!

2018年03月16日 | 



なぜ「幸福書房」に行くと読みたい本が見つかるのか?
その秘密を店主・岩楯幸雄さんが余すところなく語る。
 本屋を始めるまで。開店。本のこと。資金繰り。棚のこと。
 取次、出版社、そして、林真理子をはじめとする著者や
たくさんのお客さんたちとの出会い。
 営業時間は元日以外の364日朝の8時から夜の23時まで。
けらえいこ、平松洋子、石田千、吉田篤弘などさまざまな人が愛した
代々木上原駅前書店「幸福書房」の40年。 

幸福書房という書店を知らないと、
楽しめない本かも…。
なんて思ってたんだけど、
とんでもないっ!
本が好きな人は是非!
ご一読下さいませぇえ! 

脳みそバァアアアアン!! 
1冊、1冊が
どうやって本屋に並ぶのか。
初めて知ったよぉおおお!!

”配本”って何!
”店売”って何!

大手出版社や取次店との
パワーバランスや、
大手書店なら出来るのに、
町の小さな書店には難しいことや…。 

出版社も、もそっと
ちっこい書店のことを考えて、
風通しを良くしてくれないかなぁ。
大型書店なら、
どんな本でも並んでいるから、
それでいい。
ネット書店や電子書籍で売れてるから、
それでいい。
っていうんじゃぁないんだよぉお。 

いきつけの町の本屋さんが…
幸福書房が選んでくれる。
その1冊が
スポットを浴びて、
ピカピカに輝いてるから、
買うんだよぉおお。 

あなたが今手にとった
その本はあなたに向け
私が今朝仕入れました
      幸福書房 

グオォオオ!!
涙チョチョ切れぇええ!!
最初に読んだ時は、
もぉおお大変だったぁああ。
ボッタボッタと落ちるもんだから、
涙の海が出来てしまってぇええ 

気持ちを落ち着けて再読…。
こういう想いで、
本屋を経営していたのか…。
ジ~ン…ぅぅ 

お客さんの顔を思い浮かべながら、
本を仕入れるんだって。
でも、そのお客さんに
「あなた好みの本が入りましたよ」
なんてぇ声を掛けたりはしない。
本棚を通して会話をする。
それが町の本屋なのだぁ。
幸福書房なのだぁあ。 

あああぁああ。
私も常連になって、
顔を思い浮かべてもらいたかったぁああ。
あの人はいつも
”演劇”の本は買っていくな。
なぁんてね…ぇぇ。 

ただただ真面目に、
四十年間本を売り続けて生きてきた。
それは、本を売るのが好きだから。 

出版業界の栄枯盛衰が
この本を読んでると判るっっ。
昔は、バンバンバンバン
飛ぶように雑誌も本も売れていたっっ。 
でも今じゃあ、書店は…
っていうか町の本屋には閑古鳥が…。
いや、鳴く場所すら無いんだよね。
ドンドンドンドン店じまい…ぅ。 

平日3人でお店を長時間回すとなると、かなり変則的な生活になります。
ある一日です。私は朝6時半に家を出ます。
南長崎の自宅から山手通り沿いを約1時間かけて自転車で出勤。
妻はバスや電車で店に向かい、店の近所に住む弟も出勤し大体7時過ぎに開店準備をします。
 開店準備はまず、梱包から荷ほどきをして並べます。
弟は弟で書籍の梱包の荷ほどきをします。その後、弟はトーハンの店売へ仕入れに向かいます。
 私たちは8時頃まで荷ほどきを続けたあと、妻が握って来てくれたおにぎりを2人で食べます。
それが終わったらようやくシャッターを開けて開店となります。
 開店したあとも作業はまだまだ続きます。
雑誌をテントの下の店頭に並べる作業が大体9時半ごろまで続き、やっと綺麗な本屋になるのです。
そこから、妻は1時間昼寝をします。少し早い昼寝です。その間は私が店番をします。
そうこうしているうちに、11時半頃、弟が仕入れから戻って来て、書籍を並べ始めます。
それが終わったら、今度は私の昼寝の番です。
昼寝の前に、妻が作ってくれたお弁当を食べて、1時間ほど昼寝をとります。
その間の店番は、妻と弟がしてくれます。
……こうして、改めて文字にすると、まあ、よく昼寝をしているなあと思います。
寝てばっかりです。(本文より)<左右社HPより> 

グゲェェエエ!!
大変な仕事だったのだなぁあ…。
交通費を浮かせる為の自転車通勤…ぅ。
本当に本当に今までありがとうございました。
って、私が幸福書房の存在を知ったのは、
たった数か月前なんだけどね…ぅ。 
遅過ぎやぁあああ…ぅ。

幸福書房で先行予約したから、
店主のサイン付き♪
心のこもったしおり付き♪
イヒイヒ 

リアル書店でのご購入には
「幸福書房最後の1日」レポートを
お付けしております。 

フンガァアアア!!
やってくれるじゃぁないか左右社!
大型書店へ行った!
んでもってまた買った!

ついでに
〆切2』も買った!
1を読んでないのに、2を先にぃ。
前からどうしようか迷ってたんだよぉ。
出版は左右社なんだよぉお。 

そういえば、
幸福書房に予約しに行った時、
「本を作りたい。と言ってくれたんですよ。
左右社というところなんです。
ちゃんとした出版社なんですよ。」
岩楯弟さんが教えてくれたのよぉ。 

幸福書房と出会って、
町の書店ってイイなぁ。
って思ったのが、
本屋さんと会話が出来る!!
ってこと♪
レジに本を持っていって、
カバーをつけてもらって、
お金を払って終わり。
それって、
なんてつまらないんだ!!
初めて判ったぁあああ。

新刊『幸福書房の四十年 ピカピカの本屋でなくちゃ!』は
ご好評につき一時品切れ、3月中旬に重版出来予定です。
お待たせして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

なななんと!
岩楯弟さんは
「売れるわけないんだけどね」
なんて仰せでしたがっ。
なんのなんのぉおおお!! 

今野書店(西荻窪) 
3月11日
【今野書店今週のベストセラー】
1位『漫画 君たちはどう生きるか』吉野源三郎 羽賀翔一 マガジンハウス
2位『夢を生きる』羽生結弦 中央公論新社
3位『陰謀の日本中世史』呉座勇一 KADOKAWA
4位『幸福書房の四十年』岩楯幸雄 左右社
5位『おしりたんてい あやうしたんてい』トロル ポプラ社 

堂々の4位じゃないかぁああ!!
スッゲスッゲェエ!! 

代々木上原駅前の幸福書房発、
”幸福書房の四十年 ピカピカの本屋でなくちゃ!”
全国の本好きさんへ、届けぇええ!!

 幸福書房 ピカピカの本屋でなくちゃ!
 出版社:左右社
 発売日:3月5日  
 価格:1250円+税

左右社

林真理子さんが愛した「幸福書房」閉店へ 「ピカピカの本屋」店長の思いに名残惜しむ声
週間金曜日 編集後記
WEB本の雑誌 帰ってきた炎の営業日誌

閉店すると知って初めて行ってみたら…脳みそバァアアアアン!! (2018.1.10記)
閉店間近… 代々木上原の幸福書房の本が出る!! (2018.2.6記)
代々木上原の幸福書房 閉店しました… (2018.3.3記)


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