アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

傾城阿波の鳴門 冥途の飛脚

2012年09月21日 | 文楽

あの真夏のパルコ劇場!あの三谷幸喜文楽!
まだまだ残像が浮かんでくるけれど…。
文楽がいつもの劇場に戻ってきたよぉ。

2012年9月9日(日) 
国立小劇場 10列上手

第2部
傾城阿波の鳴門 (けいせいあわのなると)
十郎兵衛住家の段
作:近松半二ほか
初演:明和5年(1768)大坂竹本座

これ、文楽で観るの初めて!!
阿波の人形が国立小劇場に来た時に1度観ただけ。
だからとても楽しみ♪

阿波からはるばる大坂にやって来た女の子。
名はおつる(紋吉)。
ものすっごく苦労して親を探してるの。
ある家に立ち寄って問われるままに身の上を…。
聞いていた女性は…なんと!母親のお弓(和生)。
なのに、母は名乗れましぇん…。
なんでやの~ぉ。こんなちっこい子が1人で巡礼ってぇえ。
みすみす見殺しにするようなもんやないのぉ。
それがさぁ、またよくある話でさぁ。
この夫婦がお主のためにヤバイことに足を突っ込んでるわけよ。
ここで親子の対面を果たしたら、娘もどうなることやら…。
そんな親心で他人のふりして…

フワァァアァ…(あくびちゃん)
お弓を遣う人間国宝の吉田文雀様が急病のため休演!
ビエェェエ~ン…それが眼目やったのにぃぃ。
吉田和生ちゃんが代演で頑張ってはったけど…ぉ。

呂勢大夫が出てきてっっ!MYおめめがパッチリ!
いやぁあ。パルコ劇場でついこの間語ってたなぁあ。
脳内を駆け巡るのは、あの!『其礼成心中』アハハハハ。

やっぱり床は上手にあって、三味線と太夫だけの空間があって、
そっから濃密なパワーが飛んで来るっていう方が、落ち着くんかもしれんなぁ。
勿論、そうなると舞台と床を一緒にガン観ってのは、高度な技が…
っつうか私にはめっちゃ大変やねんけど…。

家を後にしてトボトボ歩くおつるが次に出逢ったのは…。
嗚呼、パパなんだよぉぉお。娘なんだよぉぉお。
でもお互い気がつく前に…不幸な事故が…ぁ。
おとっちゃんの腕の中でおつるはグッタリ…息が…。
お弓が帰ってきて、十郎兵衛(玉也)から一部始終を聞き…。
おつるの帯の中から出てきたのは、祖母からの伝言。
これを渡すために…

睡魔くんと戦って…敢え無く撃沈…ダウン…ぅ。
熱帯夜続きで熟睡出来てへんからって、
三味線の音色と太夫の声がキモチイイからって…。無念…ぅ
あ!あそこは覚えてるで!
捕手の顔が真っ二つになってベロ~ン。キャハ。

30分休憩の間はテンションアップ~!!
だってだってだってぇええ。
国立劇場のマスコット”くろごちゃん”に会えたからぁぁ♪
ヒャッホ~ォォオイぃぃ♪

またこの間と同じ画像をUPしてしも~たぁ。
だってキャワイイや~ん♪♪ハフハフぅぅ♪
携帯の待ち受けにしよっかなぁ。PCの壁紙にしよっかなぁ。

冥途の飛脚 (めいどのひきゃく)
淡路町の段
封印切の段
道行相合かご
作:近松門左衛門
初演:正徳元年(1711)大坂竹本座

文楽で観るより歌舞伎の方が好き(おいおい)
でも、1等好きなのは宝塚歌劇の『心中恋の大和路
♪この世にただひとつ それはお前
 お前のぬくもりが 生きる証♪
嗚呼、ルミさぁぁあああん(瀬戸内美八)。その話は置いといて…。

封印切りの段嶋大夫
こういうお爺ちゃんが観れてこそ文楽なんやなぁ。
若かったもんなぁ、この間の三谷文楽。
強靭な体力で語りきる嶋さんカッチョエエわぁあ♪
床が回って引っ込む姿がね、
やりきった感っていうか、一息ついてるっていうか、疲れてるっていうか…。
こんな長い時間1人で語るんやでぇええ。18:40~19:45!!
ヤッパリ文楽界の大御所達はただもんじゃねぇえ!
この日休演していた文雀様も翌日には復活っ。ヨカッタヨカッタ。

バラバラと銭をばら撒いてた、思いっきりのエエ忠兵衛(和生)はどこへやら、
梅川(勘十郎)にすがりついてるその弱々しさが…
人間クサイわぁ。文楽ならではやわぁ♪
で、このまま新口村かと思ったら、そこを目指す一場面がっ。
これがねぇ、なんとも言えず物悲しいのヨ…。
新口村の段”は12月の国立小劇場で! → こちら

橋下の暴走はまだ終ってなかったっ!”文楽”の明日はどっちだ!
橋下市長:「文楽」技芸員の公開討論受け入れを歓迎 (毎日jp)

三谷文楽 其礼成心中 (2012.9.4記)
宝塚歌劇 心中恋の大和路 
(2007.4.10記)
歌舞伎 恋飛脚大和往来/封印切 (2007.10.29記)

国立劇場のマスコット くろごちゃん に会えたよぉ♪ (2012.9.14記)
第1部 粂仙人吉野花王 夏祭浪花鑑 (2012.9.28記)
第2部 傾城阿波の鳴門 冥途の飛脚 (2012.9.21記)