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父の日に想うこと!

2017年06月18日 | たばこの気持ち
▶︎自分が父親になって28年余になるが、私の父は8年ほど前に89歳の天寿を全うした。写真は1960年代の頃の父である。戦争に童顔であったことから、チョビヒゲを生やすやようになった、と父から聞かされた。他界するまで、チョビヒゲは父の鼻の下にあり続けた。
▶︎初夏から初秋にかけて、父は上半身裸で農作業をしていた。「こうやって、何度か皮が剥がれるぐらいやかないと、冬に風邪を引くんだ」というのが、父なりのジンクスのようだった。
▶︎葉たばこ耕作の作業でも、畑の中ではヤニ対策のために衣類や手ぬぐいをまとうが、そのほかではなるべく直射日光を浴びていた。黒光りする父の胸や肩、背中が今でも強く印象に残っている。そんな父も晩年は、孫と一緒だと、こんなにも穏やかな表情になっていた。この頃、私は自分の老境を父と重ね合わせ、あれこれと想うことが多くなってきたのである。
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