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『永遠の0』(講談社文庫、百田尚樹著)

2015年03月24日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
▼70年前に東京大空襲のあった3月10日、『永遠の0』(講談社文庫、百田尚樹著)を読み終えました。あれだけの長編にも関わらす、たばこに関するシーンは次の2つだけでした。

360ページ
谷川は大きな声で言った。
「卑怯なのは、俺も後から行くと言って多くの部下に特攻を命じておいて、戦争が終わるとのうのうと生き延びた男たちだ」
谷川は机を叩いた。灰皿が音を立てた。僕は驚いた。

380ページ
「もし、藤木さんと結婚していたら、姉さん苦労していたよね」
姉はハンドバッグからタバコを取り出して、火をつけた。僕はちょっと驚いた。
「タバコを吸うようになったの?」
「お母さんの前では吸わないけどね」
姉はそう言って、窓を開けた。熱い風が入ってきた。
「昨日、藤木さんから結婚してくれないかって電話があったの」
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