生と死に関する話を続けて取り上げてみよう。池田さんは「瞬間瞬間の生を瞬間瞬間の生たらしめているのは、瞬間瞬間の死である」(『残酷人生論』より)と言う。まさに死は今のここにあるのである。
8 死は先にあるものではない。今ここにあるものだ。
人生の時間は有限なのである。全く当たり前のことなのだが、いつも人はそれを忘れる。忘れて他人事みたいに自分の人生を生きている。時間は前方へ流れるものと錯覚しているからである。(『41歳からの哲学』「存在しているのは常に今だけ」より)
8 死は先にあるものではない。今ここにあるものだ。
人生の時間は有限なのである。全く当たり前のことなのだが、いつも人はそれを忘れる。忘れて他人事みたいに自分の人生を生きている。時間は前方へ流れるものと錯覚しているからである。(『41歳からの哲学』「存在しているのは常に今だけ」より)