かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

はじめての野鳥観察会

2011-01-09 14:02:46 | 鈴鹿川流域の暮らし
 9日、四日市の野鳥観察会に塩浜小学校まで、小浪といってきました。孫たちは、行きませんでした。30人ぐらい、中学生のグループ5,6人。父と息子、母と小学1,2年の子とか、家族連れが2,3組。そのほか、ぼくらのような初老の、好きそうな人たち。年末にお会いしたことがある桐生さんも来ていました。
 案内してくれる人は3,4人。「自然保護委員会」という緑の腕章をしていました。「これは、40年前からのものです」と今日の世話役の方から聞きました。小学校の校庭の隣は鈴鹿川の堰堤になります。小学校の東は、化学工場の施設が広がっています。その間に樹木が植わっていて、そこに山にいる鳥も寄ってくるのだそうです。


 校庭から堰堤に歩きました。「鳥の声に注意してみて」と案内の方から聞きました。鳥は、まず鳴き声からおぼえるそうです。100メートルほどですが、いろいろな鳥の名前が飛び交いました。「ヒヨ」「ツグミ」「あっ、そこコゲラ」「ホホジロも」「メジロ」「ムクドリ」「あれは、セグロセキレイ」「ああ、あそこアオサギ」「カワセミの鳴き声が・・」いくら見ても、すぐには見えません。双眼鏡を持って行きましたが、それを使う見当がつかないのでした。見ようとして見たら、実際のところ、たくさんの鳥が飛び交い、暮らしていることでしょう。
 鈴鹿川の河口近くまで、行きました。川には、カモやカモメが群れています。その各々に種類のちがう群れがいくつもありました。


 
 だれかが、空の彼方を指さして、「ハヤブサだ!」と叫びました。「どこー?」「あの雲の左のところ」みんなにつられて、見上げましたが、目のなかのごみみたいな影は見えるけど、見えません。「あっ、3羽いる」もうお手上げです。天空でゆうゆうと舞っているように見えた鳥、この日はそのほかに「ノギス」「ハイタカ」など、4,5種類が観察されたと言います。彼らは、そんな天空からえさを狙っている。
 最後のまとめタイムで、この日は40種ちかい鳥を観察することができましたと案内の方から聞きました。
 桐生さんは、土手のところで、一面枯れ草模様になっているところに、「リュウノヒゲ」のような葉を青々とたくさしげらせている植物を指さして、「知っている人いるかいなあ」とつぶやきました。だれもいなかったと思います。
 桐生さんは、「これは彼岸花なんです」とその生態を聞かせてくれました。
「彼岸花ちゅうのは、”花見ず、葉見ず、ちゅうて、地中に球根があるんだけど、この球根は実は茎なんやね。秋に花を咲かせるるけど、あの時、茎みたいに見えるものは茎ではないんや。(花の一部)。だから、葉はでない。生き物に冬眠というものあるけど、彼岸花は”かみん”、あの”夏”と書いて”夏眠”するめずらしい花なんだね。」それぞれの暮らし方ってものが、あるんだなあと思った。


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