1、今夏、たくさんの人たちが鈴鹿に来られた
6月から8月にかけて、たくさんの人たちがいろいろな企画に参加された。
お互いが出会い、触れあい、ときにじっくり聞き合うこともあり、深い感動を
体験された人もあったようです。
昨年夏、なぜ「新しい社会の試み」としてのアズワンコミュニテイへの来訪を
すすめているか、検討したことがあります。
見えてきたのは、アズワンコミュニテイを見てほしいというより、言葉にすれば、
世界中の誰もが願っているような「争いのない、幸せな世界」の実現が
どうしたらできるのか、そこをともに考える機会をもちたい、そのことじゃないか、
ということでした。
その実現のための一つの試みとして、アズワンの試みも参考にしてほしい、
そんな願いがあります。
今年7月、「戦争ができる国」にしようという法律が国会で強行に採決され、
猛暑に加え、さらに熱い非戦の気持ちが湧いてきます。
2、ビジターズステーションチームの発足
今年の春、アズワンコミュニテイを訪れる人たちの受け入れをしてきた
メンバーの検討会がありました。これまでも、自発的に自宅を開放して
受け入れをしたいという人や案内をやりたいという有志でやってきました。
自発的な意志でやろうというのはかわらないけど、お互い得意の分野を
もっと生かして、手分けしてチームでやりたいね、となってきました。
期せずして、10人ほどが寝泊りできる一軒家が借りられることになり、
見学や滞在や研究に来られる人たちを受け入れていく体勢が、充実し
つつあると感じます。
3、いろいろな来訪・交流・研究機会
アズワンコミュニテイへの来訪については、訪れて来られる人たちの
希望や提案を聞きながら、多様な受け入れ企画ができてきました。
〇探訪デイ
毎月2回、土日に1泊2日でコミュニテイを見学したり、コミュニテイで暮らす
人たちと交流する企画。
最近は、2泊3日のコースも出来て、好評です。
〇持続可能な社会づくりカレッジ
ーー コミュニテイづくりは持続可能な人間関係から
カレッジの期間は3ヶ月。毎月一回2泊3日の研究機会をもっています。
研究機会とふだんの暮らしを組み合わせて、より深く人間関係の
本質を探っていきます。
これは日本エコビレッジ推進プロジェクトチームが、アズワンコミュニテイを
使って、開催しているものです。このように使ってもらえるのがうれしいです。
〇コミュニテイ交流
韓国江華島にあるフリースクール”サンマル高校”との交流が5年、
つづいています。卒業生がその後、長期で交流に来ることもあります。
〇サイエンズスクール”マイライフセミナー”
マイライフセミナーは自分の生き方や各自が願う社会実現の道筋を
サイエンズを理解しながら、探っていく機会です。
サイエンズの入門コースともいえます。
毎年6回ほど、不定期ですが、5泊6日で開催しています。
探訪デイやカレッジに参加して、湧いてきた希望を実現へと
一歩踏み出すキッカケをつくっているようです。
〇サイエンズ留学
マイライフゼミナーに参加された方のなかから、そのあとサイエンズ
スクールの各種コースに、アズワンコミュニテイの暮らしを体験しな
がら参加したい、という希望がありました。
1ヶ月以上、長い人で2年のサイエンズ留学がはじまりました。
4、今年の夏の探訪デイ、多彩な出会いだったなあ
〇7/4~5 明治学院大学の教授と教え子、主婦の方3名
コミュニテイスペース”JOY”にて。
お金が介在しない、人のこころが要る空間で話題が弾む。
大学教授のHさん、シリア内戦を人と人の心の解決から、和解に
持って行きたいと熱く語られていました。
〇7/18~20 願いをもちながら社会活動や仕事をするなかで、このまま
でいいだろうか、2泊3日でじっくり味わって、そして考えることが
出来たようです。
家庭訪問もありました。どんどん安心して、何でも話せるようになり、
これからが広々と見渡せるようになりそうです。
〇7/23~27 韓国青年2人、インドで社会福祉の活動をしている。
滞在しながら、インドで困った人たちを支える活動をする自分自身の
生き方に焦点をあてて、考えてみたいとなっていきました。
〇8/12~16 韓国青年5人、生き難さを感じつつこれからの生き方を
探っていた。
日を追うごとにあけっぴろげになり、その分、自分の気持ちのなかで
はっきりしていないことにも気がつくようになり、サイエンズにも
興味を持つ人も出てきました。
〇8/15~16 「豊かな経済」セミナーでアズワンを知った人と
大学院で「都市計画」や「町づくり」の研究をしている学生
(感想)
Uさん「ふつうの町と共存している。みんな自由で好きな仕事している」
Lさん「人間を尊重して、話して、聴くということを大切にしているように
感じた」
〇8/17~18 将来、ゆとりのあるコミュニテイを描いている仲間3人
(感想)
Kさん「あっという間の1日半ですが、1週間ぐらい滞在した体感です。
振り返り時間を設けることで、絶えず自分の立ち居地を意識させ
られる中身の濃い内容でした」
5、韓国の若者たちのアズワンコミュニテイ体験
〇7/1~27 サンマウル高の卒業生の2人。昨年、アズワンで交流した
今度はもっと長期に暮らしも味わってみたいと、やってきた。
〇7/21~26 サンマウル高校の女の子5人、先生も引率してやってきた。
どんどん天真爛漫の笑顔になっていった。
5、持続可能社会づくりカレッジ、参加者同士の深まり
〇この時期は、3期のカレッジで、5・6・7月とやってきた。
第3期3回目のカレッジの日程を過ごして、全期間を通しての参加者の
感想があります。
http://jssc358.wix.com/college#!kansou3-3/c13s5
6、マイライフセミナーの5泊6日
参加者の感想があります。
http://office.scienz-school.org/?eid=46
7、サイエンズ留学
7月はじめから、韓国から、岩手から、福岡から、パラグアイから帰国した人、
が、サイエンズ留学をはじめた。
どの人も、マイライフセミナーのあと、もっとサイエンズを理解することを通して、
自分の生き方を見直したり、これから安心して生きていくベースを探りたい
という意欲が感じられる。
サイエンズ留学については、先に2年間の予定で留学暮らしをしている
鶴島夕子さんのブログがあります。興味のある方は見てください。