かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

年初め、研修生コースやってみて

2011-01-22 14:12:28 | サイエンズスクールのある暮らし
 振り返ってみると、韓国から4人の娘さんを受け入れた日と、この研修生コースの初日が、同じ日だった。
 昨夜の検討会のなかで、栗屋さんが「韓国から来た子が調子悪いのは、来る前に思っていたことと、来てみて実際が違っていたからじゃないか」と言った。つづいて「前回も韓国から女の子が来ていてずいぶん、活発だったけど、今回はそうでもない」みたいなことを言った。実際は「そう聞いた」ということだろうけど、ぼくのなかで、なにかの反応があり、その反応について、言葉に出したわけでも、はっきり言葉になっているわけでもないけど、そういう反応が出たことについて、「おおうっ」と声になった。「そこ、つかまえた!」という感じかな。
 栗屋さんが言ったことを聞いて「どんな反応しているのか」「なにに反応しているのか」
 一瞬、おそらく「ええ、そうじゃないぜ」「そりゃあ、栗屋さん、そうじゃやないよ、ぼくは実際近くで見ているんだから・・」
 栗屋さんが「そう思って言った」ことを、「栗屋さんがそうだとしている」として、聞いている、とらえているらしい。そうでなかったら、口には出さなかったとはいえ、「そりゃ、ちがう」といったような反応は起きなかったように思う。じゃ、どんな反応になるか、となったら
ちょっと想像のことになるけど、韓国の娘さんたちの実際に焦点をあてていくようになっていたかもしれないし、その前に栗屋さんがなにを言いたいのかとか、どんなこと思っているかに関心がいったかもしれないかなあと、いまなら思える。

年初め、マイライフミーテイング

2011-01-10 14:09:19 | サイエンズスクールのある暮らし
 8日と9日の夜、参加した。2日やってみての感想は、「どこを見て暮らしているんだい?」という問いかけが余韻として響いている言う感じかな。「見た」とか「聞いた」とか「感じた」と言っているけど、「なにを見たんだい」「聞いたんだい」
 いまも、パソコンに向かっていたら、小浪が部屋に入ってきた。この部屋は掃除機の置き場でもある。他にも脚立とか使わない椅子とか割れた姿見の鏡とかがある。掃除機をだそうとしたが、なにかにひっかかったらしく、「ガラガラ、ドドン、ガチャ」とか音がする。「小浪が、またやっている」と立ち上がってくるものがある。「小浪がやっている」口にはだしていない。「こんなところに、鏡があるからよ、あんたが使う物でしょ、はやくどこかにつけたらいいのに・・・」とか言っている。そうだ、「小浪がそう言っている」と。いずれにしても、そう聞いて、またじぶんのなかに立ち上がるものがある。「いま、ガタガタしてることとそのことは関係ないだろが・・」
 ここんとこ、どうもすべて「向こう側で起きていること」ととらえているところから、じぶんのなかに起こってくるものがあるようだ。
 立ち上がってきているものは、あまり心地のよいものではないな。
「おまえ、なんとかしてくれよ」とでも言いたいもの。「あんただって、なにさ」というものを引き出すような・・・
 そんなものを日々、噴出させているその元のあたり、正月、すこし立ち止まって見れたかな。マイライフミーテイング、そのとき居た面々の顔と声もうかんできます。

はじめての野鳥観察会

2011-01-09 14:02:46 | 鈴鹿川流域の暮らし
 9日、四日市の野鳥観察会に塩浜小学校まで、小浪といってきました。孫たちは、行きませんでした。30人ぐらい、中学生のグループ5,6人。父と息子、母と小学1,2年の子とか、家族連れが2,3組。そのほか、ぼくらのような初老の、好きそうな人たち。年末にお会いしたことがある桐生さんも来ていました。
 案内してくれる人は3,4人。「自然保護委員会」という緑の腕章をしていました。「これは、40年前からのものです」と今日の世話役の方から聞きました。小学校の校庭の隣は鈴鹿川の堰堤になります。小学校の東は、化学工場の施設が広がっています。その間に樹木が植わっていて、そこに山にいる鳥も寄ってくるのだそうです。


 校庭から堰堤に歩きました。「鳥の声に注意してみて」と案内の方から聞きました。鳥は、まず鳴き声からおぼえるそうです。100メートルほどですが、いろいろな鳥の名前が飛び交いました。「ヒヨ」「ツグミ」「あっ、そこコゲラ」「ホホジロも」「メジロ」「ムクドリ」「あれは、セグロセキレイ」「ああ、あそこアオサギ」「カワセミの鳴き声が・・」いくら見ても、すぐには見えません。双眼鏡を持って行きましたが、それを使う見当がつかないのでした。見ようとして見たら、実際のところ、たくさんの鳥が飛び交い、暮らしていることでしょう。
 鈴鹿川の河口近くまで、行きました。川には、カモやカモメが群れています。その各々に種類のちがう群れがいくつもありました。


 
 だれかが、空の彼方を指さして、「ハヤブサだ!」と叫びました。「どこー?」「あの雲の左のところ」みんなにつられて、見上げましたが、目のなかのごみみたいな影は見えるけど、見えません。「あっ、3羽いる」もうお手上げです。天空でゆうゆうと舞っているように見えた鳥、この日はそのほかに「ノギス」「ハイタカ」など、4,5種類が観察されたと言います。彼らは、そんな天空からえさを狙っている。
 最後のまとめタイムで、この日は40種ちかい鳥を観察することができましたと案内の方から聞きました。
 桐生さんは、土手のところで、一面枯れ草模様になっているところに、「リュウノヒゲ」のような葉を青々とたくさしげらせている植物を指さして、「知っている人いるかいなあ」とつぶやきました。だれもいなかったと思います。
 桐生さんは、「これは彼岸花なんです」とその生態を聞かせてくれました。
「彼岸花ちゅうのは、”花見ず、葉見ず、ちゅうて、地中に球根があるんだけど、この球根は実は茎なんやね。秋に花を咲かせるるけど、あの時、茎みたいに見えるものは茎ではないんや。(花の一部)。だから、葉はでない。生き物に冬眠というものあるけど、彼岸花は”かみん”、あの”夏”と書いて”夏眠”するめずらしい花なんだね。」それぞれの暮らし方ってものが、あるんだなあと思った。


お年玉

2011-01-03 13:54:38 | 家族あれやこれや
 小学3年の女の子と5才の男の子に、生まれてはじめてお年玉をあげました。母桃子に相談したら、「あげるなら硬貨のほうがいいよ」とアドバイスをもらいました。
 元旦の朝、お年玉袋を渡しました。女の子には、500円玉2個。男の子には500円玉1個。「わあー」と女の子は声を出しましたが、男の子は「・・・」と気勢があがりません。「どうかしたのかなあ」とみていると、しばらくたってから、女の子が、いま流行っているらしい、100円を入れると、欲しい怪獣の人形や自動車などが出てくる自動販売機のことを言い出して、「その玉で、5個かえるんだよ」と言うと、男の子はさっと明るくなり、目をまん丸にして「ヤッター」と喚声をあげました。
 昼の初食のまえ、この二人は「ジュースかってきてもいいか」と母にせがみました。「ごはんのあとに、しいー!」と言われていましたが、聞きません。近くの自動販売機で、女の子はカルピス、男の子はサイダーみたいな炭酸飲料を買ってきました。男の子は、サイダーを飲んだら「いたーい!」と顔面をしわくちゃにしています。半分以上残していました。
 食事のあと、男の子はご機嫌です。「玉が増えた」と言っています。女の子も、それを面白がっていました。このあとも、何回かジュースを買いにいきました。2,3日たつと、お年玉袋に、100円玉が何枚かあり、机の上に置かれたままになっていました。




初詣

2011-01-02 13:51:53 | わがうちなるつれづれの記
正月2日朝、近くの神社に初詣に行きました。寒さはすこし和らいでいました。20分ばかり、一人で歩いて行きました。地元の氏神さまで、有名神社のように人が押し寄せることはありません。お年寄りが一人礼拝していました。礼拝がおわると、どちらからともなく、「おめでとうございます」とことばをかわしていました。神さまが社屋の奥に鎮座ましましているらしいですが、暗くて見えません。自分流儀で礼をして、手をあわせました。願うこと、祈ること、こころのなかでことばにしてみました。まず、こんど鈴鹿に引っ越してきた娘と孫について、それから家族の一人ひとり。そうしたら、つぎからつぎに、願うことが出てきて、これから暮らす鈴鹿のひとたちや実顕地でいっしょに暮らしてきた人たちのこと、ついにはスイスや諸国の人たちにまで、思いをはせました。長いこと手をあわせていたように感じました。我に返って、お賽銭をやらなかったことに気付きました。氏神さまは、あきれているかもしれません。