ここのところ、気持、あたたかさを感じる。
平日の午後は毎日パソコン教室に通っている。
数日前の午後、出かける前だったけど、夏の間お世話になったゴーヤの棚を片づけていた。
そうしたら、我が家の前の川俣公園の椎の木の下で、山鳩と鴉が顔突き合わせるように、
3,40センチほどの間をおいて、向かい合っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2d/89/e54a45829a5c0d2fcb86600440988bdd_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/7c/e9d5d2fa7ec0067be2832080f4ef1975_s.jpg)
「おおっ」
緊迫した空気が伝わってきた。
鳩は鴉より、二まわりも小さく見える。
よく見ると、鴉は2羽いて、もう1羽はすこし離れたところで、あらぬ方を見ている。
山鳩は頸を思い切り伸ばし、鴉に毅然として対峙しているように見える。
一瞬、その2羽がぶつかり合うように、接触したように見えたが、すぐ山鳩はブランコの鉄棒の上に、
鴉はブランコを囲っている鉄の柵の上に、分かれた。
山鳩は鴉に背を向けている。鴉は山鳩の方に顔を向けている。
もう出かける時間だった。
勝負がきまったのだろうか?
山鳩は、昨年11月に引っ越してきて以来、川俣公園の上にある電線の上で、朝「クック、クック」と
鳴くのだった。2羽いたので、番いだと思ってきている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/5d/0603937c0428d6fc1e1c6e9af7bf2e49_s.jpg)
時々、公園の地面でなにかを啄ばんでいる。
子どもたちが遊んでいるときでも、けっこう近くまで子どもが寄ってこないと逃げない。
子どもたちも、山鳩がいることは知っているだろうけど、チョッカイはかけないらしい。
いつのころからか、この山鳩の番いは、我が家の隣人のような気になっている。
鴉と縄張りを張りあっているなら、山鳩に残ってほしい。
今朝、川俣公園に出てみると、椎の木の下で山鳩がなにか啄ばんでいる。
ああ、追い出されていない。安心した。
見ると、もう1羽は電線の上にいた。
そのうち、2羽がいなくなった。
椎の木の下でなにをしているのだろうと見に行った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1e/4d/e22f22d9fb091181fc6b67a112f3a60d_s.jpg)
よーく見ると、椎の実がいっぱい落ちている。
山鳩が。椎の実を啄ばんでいるのかどうかは分からないけど、関心がそっちに移ってしまった。
椎の実は、よーく目を凝らさないと見えない。そこに、視線を集注してみると、「ああっ、ここに、
あれ、そこにも」と次から次に見えてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/18/7e/0f27cb82ba6f350af45e39ed01863237_s.jpg)
東隣りの高辻翁に、たまたま出会う。
公園の落ち葉集めをこまめにしてくれている。
「椎の実、いっぱい落ちてるけど、どうやってたべるのかなあ?」
「炒るのよ。フライパンに蓋をして、パンパン跳ねるまで、炒るのよ」
さっそく、両手からこぼれるくらい拾う。
フライパンで炒る。
たしかに、パンパンと爆ぜる音が聞こえてくる。
どこまで炒ればいいのか?
焦げる前でやめる。
椎の実は皮が割れて、指で皮を剥ぐと、白っぽい身が出てくる。
香ばしいなかに、わずかに甘みを感じる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/13/d9/24589d13822c064baac098f3abe43938_s.jpg)
外を見たら、電線に鴉が止まっている。
決着はついていないのかもしれない。
あるいは、決着などというものは、ないのかもしれない。
いつだったか、そのときは道路の真ん中で鴉ではなく、山鳩は猫と距離を保ちながらも、
対峙していた。獲物を狙う猫は姿勢を低くして、一瞬、鳩に飛びかかったが、鳩は悠々と電線へ。
猫は、虚空を見つめているようだった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/84/d1eea82661631bd1ecc4ce33559115af_s.jpg)
公園の椎の木の上や下で、日々さまざまな営みが行われている。
平日の午後は毎日パソコン教室に通っている。
数日前の午後、出かける前だったけど、夏の間お世話になったゴーヤの棚を片づけていた。
そうしたら、我が家の前の川俣公園の椎の木の下で、山鳩と鴉が顔突き合わせるように、
3,40センチほどの間をおいて、向かい合っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2d/89/e54a45829a5c0d2fcb86600440988bdd_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/7c/e9d5d2fa7ec0067be2832080f4ef1975_s.jpg)
「おおっ」
緊迫した空気が伝わってきた。
鳩は鴉より、二まわりも小さく見える。
よく見ると、鴉は2羽いて、もう1羽はすこし離れたところで、あらぬ方を見ている。
山鳩は頸を思い切り伸ばし、鴉に毅然として対峙しているように見える。
一瞬、その2羽がぶつかり合うように、接触したように見えたが、すぐ山鳩はブランコの鉄棒の上に、
鴉はブランコを囲っている鉄の柵の上に、分かれた。
山鳩は鴉に背を向けている。鴉は山鳩の方に顔を向けている。
もう出かける時間だった。
勝負がきまったのだろうか?
山鳩は、昨年11月に引っ越してきて以来、川俣公園の上にある電線の上で、朝「クック、クック」と
鳴くのだった。2羽いたので、番いだと思ってきている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/5d/0603937c0428d6fc1e1c6e9af7bf2e49_s.jpg)
時々、公園の地面でなにかを啄ばんでいる。
子どもたちが遊んでいるときでも、けっこう近くまで子どもが寄ってこないと逃げない。
子どもたちも、山鳩がいることは知っているだろうけど、チョッカイはかけないらしい。
いつのころからか、この山鳩の番いは、我が家の隣人のような気になっている。
鴉と縄張りを張りあっているなら、山鳩に残ってほしい。
今朝、川俣公園に出てみると、椎の木の下で山鳩がなにか啄ばんでいる。
ああ、追い出されていない。安心した。
見ると、もう1羽は電線の上にいた。
そのうち、2羽がいなくなった。
椎の木の下でなにをしているのだろうと見に行った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1e/4d/e22f22d9fb091181fc6b67a112f3a60d_s.jpg)
よーく見ると、椎の実がいっぱい落ちている。
山鳩が。椎の実を啄ばんでいるのかどうかは分からないけど、関心がそっちに移ってしまった。
椎の実は、よーく目を凝らさないと見えない。そこに、視線を集注してみると、「ああっ、ここに、
あれ、そこにも」と次から次に見えてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/18/7e/0f27cb82ba6f350af45e39ed01863237_s.jpg)
東隣りの高辻翁に、たまたま出会う。
公園の落ち葉集めをこまめにしてくれている。
「椎の実、いっぱい落ちてるけど、どうやってたべるのかなあ?」
「炒るのよ。フライパンに蓋をして、パンパン跳ねるまで、炒るのよ」
さっそく、両手からこぼれるくらい拾う。
フライパンで炒る。
たしかに、パンパンと爆ぜる音が聞こえてくる。
どこまで炒ればいいのか?
焦げる前でやめる。
椎の実は皮が割れて、指で皮を剥ぐと、白っぽい身が出てくる。
香ばしいなかに、わずかに甘みを感じる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/13/d9/24589d13822c064baac098f3abe43938_s.jpg)
外を見たら、電線に鴉が止まっている。
決着はついていないのかもしれない。
あるいは、決着などというものは、ないのかもしれない。
いつだったか、そのときは道路の真ん中で鴉ではなく、山鳩は猫と距離を保ちながらも、
対峙していた。獲物を狙う猫は姿勢を低くして、一瞬、鳩に飛びかかったが、鳩は悠々と電線へ。
猫は、虚空を見つめているようだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/84/d1eea82661631bd1ecc4ce33559115af_s.jpg)
公園の椎の木の上や下で、日々さまざまな営みが行われている。