かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

わが庭、阿古曾町川俣公園

2011-07-11 15:36:28 | 鈴鹿川流域の暮らし
 我が家の南は、阿古曾町川俣公園だ。二階の居間からカシとシイの樹がこんもり葉を繁らせているのが、目の前にある。その緑が映えて、森を感じさせてくれる。電柱があって、枝葉を切られるのが、惜しい。でも、それ以上の贅沢はいえないだろう。

 7月10日朝、この公園で阿古曾町住民の出会い作業があった。8時頃、玄関から出て行くと、もうすでに何人かなにかしている。脚立にのって、藤棚の蔓を剪定している男の人がいる。わが隣人、栗屋さんだ。「剪定ハサミがもう一本あるよ」と聞いた。コンテナを二つ重ねて、その上で剪定した。ハサミが切れない。そうしたら、我が家の東に四軒目の高山翁が脚立と剪定ハサミをもってきて、「使え」という。やってみたら、よく切れる。栗屋さんと二人で、伸びるがままに絡みついた蔓を、散髪する感じで落としてやった。

 落ちた葉を拾う親子連れの人や主婦の人。小浪も、出てきてカシの根元に落ちている枯葉を集めていた。我が家の北隣のおばあちゃんも、手ぬぐいを頭に巻いて、枯葉集め。あちこちから、ふだん見ない人たちもやってきて、それぞれなにかしている。
 我が家のゴーヤの棚の前で、何人かの女のひとが、「ほら、出来ている」とおしゃべりしている。

 我が家の東に二軒目、わが街区の世話人阪田さんが、ブランコの脇の砂利の山を公園の北側に軽トラックで移している。高山翁もやっていたので、替る。そこへ、中年の女の人がやって来て、「この砂利は、ブランコの下がすぐなくなるので、補充用に置いてあると自治会長さんからの伝言です」と阪田に伝える。
 我が家から東に三軒目の高辻さんは、常日頃から吹きたまった落ち葉の掃除、草取りなどこつこつやっている。「何年か前までは、草茫々だった」と話す。63歳でホンダを停年でやめて、時間を作ってやっている。川俣公園は、まさに高辻さんの庭だと思う。この日は、気になっていた低いところに、ジャリを足したのだった。「まあ、じゃ、これぐらいでいいか」と、自治会長さんの伝言を受け取った。
 続々と、人が集まってきた。
 阪田さんのところに、「たちばな公園の草挽きがたくさんある。そちらに行って欲しい」と伝言がある。大勢は、そちらに三々五々移動した。ぼくは、ポリ袋の落ち葉をもらうことにした。落ち葉堆肥をやろうと思っている。
 たちばな公園は、すごい人だかりだ。二百人ぐらい、居たかなあ。草が低く、結構生えている。周りに植えられ樹は、カシやシイと違って、葉があまり繁っていなくて、木陰が出来ていない。公園といっても、違うのだなと思った。
 その日の昼前、高辻翁が、炎天のなか、公園から離れたところの道脇の草引きをしていた。公園だけが、我が家ではないのかもしれない。

 川俣公園の東隣には、学童保育所「飛行機ぐも」がある。ぼくらは、昨年11月、津からここに引っ越してきた。公園から、子どもたちの歓声が聞こえてきて、こころがワクワクしたのを思いだす。
 夏になったいま、夕方になると西側のマンションもあって、公園は日陰になる。カシやシイの樹に囲まれながら、サッカーにうち興じる子供たちを見るのは、いいものだ。
 
 

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