山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

202011立山②真砂沢カール

2021-01-26 | 2020-21山スキー
山域山名:北アルプス立山・浄土山、真砂沢カール(富山県)
期  日:2020年11月21日(土)~23日(月)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ、はしけん、らがー、くり♂
行動記録:
11/22 雷鳥荘(8:00)→賽の河原(8:10/8:20)→大走谷→真砂乗越(9:45/10:00)~真砂沢カール(10:05/10:30)→真砂乗越(11:05/11:25)~大走谷~賽の河原(11:45/12:10)→雷鳥荘(12:30)
<天候:晴れ後吹雪>

今日は午後から前線の影響で荒れる予報、なのだがモチベーションが今ひとつ上がらず雷鳥荘最後尾スタート。




とりあえず賽の河原から大走り方向に歩を進めながら様々シュミレーション。




今日も朝から稜線は雪煙が舞う強風が吹いている。内蔵助カールを目指すと小雪の今年は大走り真砂岳直下は登りも下降もシートラになるだろう。
尾根上は南北双方の谷から吹き上げる強風に晒されるので、板が煽られて滑落のリスクもある。しかも強風は遅くなるほど強まる。
大走り谷途中から真砂岳別山コルへ突き上げる沢を登れば稜線への最短ルート。
通常の積雪なら急峻な斜面から大きな雪崩も発生する危険な沢だが、小雪の今年はその可能性はない。
強風と沢の状況が悪ければ、引き返すつもりで入ってみよう。

大走谷下部は所々水が流れていた。




沢中のペンキが塗られた岩があった。夏道はないはずだが、、昔、コルから賽の河原に下る行者走りという道があったらしい。




強風もさほどではなくこれなら稜線まで行ける。スイッチが入った。




雪面が硬くなってきたのでアイゼンに替える。










最後のハイマツ帯を詰める。この斜面なら強風に煽られても滑落の心配はない。




真砂岳別山稜線コルへ。




眼下には真っ白広大な真砂沢カール。




別山を正面にここからエントリーしよう。




素晴らしい。最高だ。













至福の1本に大満足。




稜線の強風が嘘のようにカール底は静かだった。




登り返しは右手の最低鞍部へ。







急傾斜を登り上げる。




強風の真砂乗越。










ハイマツ帯を下りここからスキーで。




ハイマツ帯は横滑り下降。




解放された。







地雷原を落とす。




賽の河原へ。スキーは早い。




雷鳥荘下斜面を登っていると稜線は霧に包まれた。







予報どおりこのあと吹雪で大荒れとなった。







11/23 雷鳥荘(9:00)→室堂(9:30)
<天候:曇り>

夜にかけて凄まじい強風だったが、昨日からの降雪は15センチ程度とあまり積もらなかった。
これでは斜面状況の好転はないに等しい。視界も良くなくケガも怖いのでターミナルに移動して下山しよう。










入山前は滑れるか分からずの室堂入りであったが、予想外の収穫だった。