山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

仙ノ倉山&日白山ラウンド

2017-05-18 | 2016-17山スキー
山域山名:上越国境・仙ノ倉山、日白山(新潟県)
期  日:2017年4月16日(日)
参 加 者:みやぶー、はしけん、かね
行動記録:元橋980m(5:00)→ヤカイ沢→稜線1850m(7:25/7:40)→仙ノ倉山2026m(8:30/9:05)~イイ沢滑降~仙ノ倉谷910m(10:00)→群大ヒュッテ760m(11:10/11:25)→長釣尾根→日白山1631m(14:45/15:30)~二居870m(16:00)
<天候:晴れ>

今日のルートは、元橋から仙ノ倉山山頂に登り北尾根経由でイイ沢を滑降して仙ノ倉谷へ。
再びナガツル尾根を日白山に登り返して二居まで下るという、2日間の行程をワンデイでトレースするロングルート。
いつも以上に、気合いを入れてスタートだ。


朝陽が苗場山を染める。




通い慣れたヤカイ沢はクトー、シートラとそれぞれで登る。今シーズン何回トレースしただろうか。




仙ノ倉山にファインダーを向ける女性単独登山者。彼女は先月北尾根から仙ノ倉山を目指したが、悪天候で敗退したリベンジだそうで、山頂まで一緒でした。




雪も緩んで平標山トラバースも難なく通過。




平標山コルも雪が完全に消えた。




木道もスキーを脱がず、シールで登行しました。




仙ノ倉山頂。




いざ、ファーストスロープへ。




何度来ても、このスケール感が素晴らしい。




4月ともなれば、エッジもほどよく効くザラメだ。




雪が消えた小尾根を巻いて北尾根へ滑り込む。




北アルプスに引けを取らない景観だ。







北尾根からイイ沢へエントリー。今年はデブリもなくきれいだ。




さすがに日差しが当たらない斜面はガチガチ。










落石の穴かと思いきや、




雪の塊でした。こんなのが当たったらひとたまりもない。




下部はデブリが増えてきた。







西ゼン出合ではイイ沢右岸斜面からの大デブリに埋め尽くされていた。







凄いエネルギーだ。




一昨年滑降したダイコンオロシ沢。少し嫌らしいシッケイの頭通過がない分、イイ沢の方がやさしいだろう。







仙ノ倉谷へ。




左岸を下ったらブリッジが全部落ちて行きづまり‥(30分ほどロス)、戻って右岸を下る。




長釣尾根の登りがあるので、ノボリカケ沢出合からシール登行に切り替える。







橋を渡って左岸側へ。







水を補給。




群大ヒュッテから長釣尾根へ向かう。




尾根下部は雪が消えかかっていた。




展望も申し分ない、なかなかいい尾根だ。




小松沢と日白山。眼下の斜面で高校時代の毎年GW、新人歓迎合宿で雪上訓練をやったのが懐かしい。




西ゼンと東ゼンが一望。デブリが出ているのがイイ沢。




1200mからは雪稜に変わる。







辛い登りもこの景色が慰めてくれる。




広くなったので再びシールで。




でも、まだ日白山の頂きはあんなに遠い。。




やっとジャンクション。




文字どおり長かった長釣尾根。メンバーは限界のよう。




あと数歩で山頂!!




やりました~!!!




お疲れ~







ラウンド完踏!




山頂に残された足跡を見ると、日中は結構な登山者で賑わったようだが、この時間になると誰もいない。

あとは下るだけだ。山頂でのんびり展望を満喫しよう。













あとはこの谷を滑れば二居。




日白山頂をあとに。







地王堂川の林道を行く。




除雪最終点でTHE END。




疲労感を遙かに超える充実感に浸りながら、家路とは逆方向の北へ車を走らせる。明日は守門岳だ。


GPSデータは、距離23キロ、累積標高差(+)2470m、(-)2580mでした。