山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

大中子山

2017-03-03 | 2016-17山スキー
山域山名:南会津檜枝岐・大中子山(福島県)
期  日:2017年2月18日(土)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ、ふくせんぱい、はしけん、Kino、くりペア、かね
行動記録:檜枝岐950m(9:45)→舟岐川林道橋手前1031m(10:25)→一ノ岐戸川ブリッジ1080m→左岸尾根1332m(11:10/11:20)→大中子山1843m(12:55/13:35)~深戸沢源頭1530m(13:45/13:55)→左岸尾根1600m(14:10/14:30)~落下地点1530m(14:35/14:50)~林道(15:10/15:20)~檜枝岐(15:35)
<天候:小雪のち晴れ>

厳冬期も終盤へ。
ここ数年、檜枝岐には毎年入っているが、今年はどうだろうか?
2月に入って、小学校も休校になるくらいにドカ雪に見舞われたとブログにも書かれていた。

初日は天候も雪質もいま一つなので、ここは普段入らない山に行ってみようと、
会津駒ヶ岳と伊南川を挟んで対峙する大中子山に登ってきました。


檜枝岐が雪に埋もれている。




集落を離れ、しばらく川俣檜枝岐林道を進む。




事前の情報から1031m橋の手前から斜面に取り付き、1080m付近で一ノ岐戸沢のブリッジを渡る。




一ノ岐戸沢左岸尾根は、1300mまで急登が続く。




1400mからはなだらかに。




船岐川を挟んだ長須ケ玉山も魅力的だ。




大中子山山頂が見えた。




1700m上部の細い尾根には強風が作ったウィンドリップが続く。




針葉樹帯へ。




こんな美しい景色が拡がっているとは想像していなかった。




メジャーな会津駒や大戸沢にはない雰囲気がとってもいい。




稜線からの帝釈山。




山頂に湿原がある台倉高山。不遇の山は一年中静寂だろう。




大中子山山頂。




明治大WVのプレート。




登路の左岸尾根は上部が狭くうねった斜面で、雪質もひどくクラストしていたので却下。
地形図でチェックしていた、深戸沢源頭斜面に滑り込む。




これが大当たり。







樹間も広く、北向きでパウダーが温存されてました。







1530mから登り返し。




1600mで一ノ岐戸沢左岸尾根に復帰。




ここからメローな斜面をクルージングのはず…




問題の箇所…




登りトレースを追って滑ったら…




自分と後続の栗♂がクラックに落下…




気温上昇と雨で割れ始めた雪庇のクラックが、40~50センチの新雪で蓋をされていた…




自ら踏み抜いた新雪で雪面から2m50㎝で何とか引っ掛かったが、クラックの底までは5~6m。




スキー板でさらに落下しないように固めてから板を外して、両足で雪壁にステミングして最後はウィペットで脱出…




二人がいる場所が落下地点。地形図では1530m。




登りのトレースに沿うようにクラックが入っていたが、午前中は氷点下で8名が割れ目上を通過しても運よく割れなかっただけ。

この尾根地形と雪庇、さらに最近の気温で雪面に兆候さえ見えていなくても、クラックが入っているかもしれない…というリスク管理がまったくできなかった。

まだまだ全然修行が足りない。反省。


眼下には檜枝岐。




腐れ雪を滑って、




林道へ。




檜枝岐まで手漕ぎと直滑降と半々。




燧ノ湯で滑降終了。







正面には大中子山。好斜面発見と反省点を気が付けさせてくれました。サンキュ。




今宵の宿は、昨年に続いて星の家さんにお世話になります。







雪国の子供たちは、元気に夕方までそり遊び。




大人たちはゴクリ~、して




燧ノ湯へ。










今日は大中子山。明日は大津岐山へ。明後日は天候次第。




美味しい手料理をいただき、裁ちそばに舌づつみ。







夜になって雪が舞いだした。




寝る前に外湯の硫黄泉とは泉質が違う、単純泉の内湯で温まって眠りました。