山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

黒姫山

2016-03-01 | 2015-16山スキー
山域山名:頸城・黒姫山(長野県)
期  日:2016年2月21日(日)
参 加 者:みやぶー、はしけん、らがー、かね
行動記録:大橋1140m(8:10)→林道分岐(8:40)→1620m(9:40/9:50)→外輪山1950m(10:40)→黒姫山2053m(11:35/12:10)~1980mコル(12:15/12:25)→外輪山1950m(12:40/12:55)~大橋1140m(13:40)
<天候:雪のち晴れ>

先週に続き、また週末に暖気を伴った低気圧が本州を通過し、中部山岳の2000m級でも雨、翌日は冬型が強まる予報で、どこも雪崩リスクが高く、雪面はハードバーンと悪条件だろう。
こんな日は、強風が避けられる南面でかつ雪崩リスクが低い樹林帯の山を狙うしかない。

今シーズンは少雪と混雑を嫌ってなかなか足が向かなかった頸城山群だが、黒姫山大橋ルートは逆に例年より入山者が少ないらしい。

いつもは路駐になるほど車の置き場所に困る大橋も、今日は3台しかなかった。(出発準備中に3台プラス)


ゲートが見えている。




佐渡山方面へ向かうトレースの方が多い。




夏道尾根はいつもシュカブラがひどいので、尾根東側斜面に向かう。




前日の雨でアイスバーン状になってきたので、クトー装着。




2月の黒姫でラッセルがまったくないなんて記憶にない。




大橋から2時間半で外輪山へ。これも記憶なし。




いつもは雪庇迂回で嫌になる外輪山も快適にトレース。これも。。




山頂最後の急登はクトーでも苦労するほど硬かった。




黒姫山山頂へ。







東尾根方面からのトレースもなく、山頂も貸し切り。




気温は-7℃。強い冬型のはずなのに青空が拡がって、高妻山も見えてきた。




野尻湖も見えてる。




コルまでひと滑り。







ハードバーン上に乗ったプチパウダーは、スキーが走って快適ターン。




シールを付けて外輪山を戻る。










いざ、滑降へ。







外輪山下100mまではスキーが回るハードバーン滑降だったが、




標高を下げると気温が上がり、ハードクラスト面が割れてスキーが潜ってどうにもならない。




ターンするのを諦めて、ただひたすら下りるだけ。




いつもの場所から黒姫山を眺めて下山。




帰りに「仁の蔵」に立ち寄る。こんな店があったなんて知らなかった。
のれんが道路から見えづらく、いつもは雪の壁が高くて見えなかったのかも。
真冬でも午後3時まで開いてるらしい。




美味しい手打ち蕎麦に満足。




このまま春になってしまうのか。。




阿寺山

2016-03-01 | 2015-16山スキー
山域山名:越後・阿寺山(新潟県)
期  日:2016年2月17日(水)
参 加 者:みやぶー、Kino
行動記録:広堀橋380m(8:00)→尾根取付530m(8:40/8:50)→1004m(10:20/10:30)→1400m(12:00/12:05)→阿寺山1509m(12:30/12:45)~広堀橋(13:40)
<天候:吹雪>

阿寺山は2005年3月以来と久しぶりだ。

除雪最終点の広堀橋に雪壁はない。豪雪地帯の越後で厳冬期に信じられない光景だ。




林道には昨日のトレース。







尾根取り付きにある亜鉛鉱山跡のトンネル。前回は雪に埋もれていたのか、まったく気が付かなかった。




少雪だが尾根下部の藪はすっかり隠れている。雪の量自体は少ないが、この時期になると積雪層が藪を徐々に押さえているからだろう。




さすがに900m下の細尾根は藪っぽい。新雪下のアイスバーンがエッジをはじくのでクトーを付けた。




1004m小段。




アイスバーンの上に昨日の積雪20センチと今朝からの降雪が20センチ。急斜面をシールで登るとスラフが落ちる。




斜面の所々でウィンドスラブ化が進んでいるが、まだ風が当たる場所のごく狭い範囲。




といっても、これだけ斜度があると雪崩に細心の注意を払う。




昨年の稲包山も今日と近い気象条件だった。足下が大丈夫でも、周辺や頭上とは積雪層の状況がまったく違うことだって十分あり得る。足を進める前にストックでプレカットしながら進む。




予想より早く寒気を伴った前線の雪雲が来たようだ。断続的に視界を妨げるような吹雪模様だ。




1200mの壁。この急斜面も状況は悪かったが膝上ラッセルで突破。




山頂付近は傾斜もなく完全なホワイトアウト。




吹雪の阿寺山山頂。気温-7℃。長居は無用。




凹凸もまったく見えないので、トレースを追って樹林帯までシールで下る。




越後特有の雪温が高い湿った雪だ。朝から雪だったが、ヤッケやザックまでバリバリに凍り付いていた。




滑降は今シーズン一番の激パウ。




登りでチェックしておいた粉雪バーンを落ちる。













細尾根は段差もあるので慎重に滑る。




最後の斜面も、




パウランでした。







前回はジャバミ沢を滑ったが、今日の尾根もいい斜面でした。