山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

平標山・平標沢、ユウガイヒト沢

2016-02-20 | 2015-16山スキー
山域山名:上越国境・平標山(新潟県)
期  日:2016年2月11日(木)
参 加 者:みやぶー、どくたーQ、はしけん、Kino、きむてつ
行動記録:二居832m(7:40)→ユウガイヒト沢センノ沢出合1010m(8:30)→左岸尾根1500m(10:10/10:20)→一ノ肩稜線1810m(11:45/12:00)~平標沢1620m(12:10/12:20)→一ノ肩稜線1810m(12:45/13:15)~ユウガイヒト沢1350m(13:50/14:05)~センノ沢出合(14:15/14:20)~二居832m(14:45)
<天候:曇り後晴れ>

前日、奥利根藤原で1m、湯沢でも60センチを超える今シーズン一番のドカ雪が一日で降り積もった。翌日は祝日、こんなパウダービックデイのチャンスを逃す選択はあり得ない。

雪不足の山麓は林道が使え、その先は杉植林帯を通ればうるさい藪はない、沢に入れば苦労しないだけの雪はきっとあるはず、そして我々だけで激パウを独占できるだろう…と、前夜にターゲットを平標山北面のユウガイヒト沢に決定し、氷点下7℃と冷え込んだ二居に向かった。

二居宿場の湯前の駐車スペースに車を置いて出発。




林道はちょうど除雪中。この道に入ったら迷惑になっていたので正解。




先行者2名は日白山に向かっていた。今日の二居からの入山は彼らと我々のみだった。




地王堂川の橋を渡る。




夏の松手山登山口。目指すユウガイヒト沢が見える。




例年ならほとんど埋まっている林道終点の藪が背丈ほどに高い。




杉林に入る。




杉植林帯にはうるさい藪は生えない。




ユウガイヒト沢に入る。




霧氷がきれいだ。




あと2回はドカ雪が降らないと藪は埋まらないだろう。




青空はどんどん拡がって天候は回復傾向。でも寒くて手がかじかむ。




左岸尾根の急斜面を登る。




落とし穴に気をつけながらトレースを延ばす。




眼下に二居集落。




太陽は偉大だ、光を受けるだけで暖かい。




すばらしい景色に釘付け。




雲の上に苗場山。




清津川源頭にそびえる佐武流山。




上空はまだ風は強そうだが、じきに雲もとれるだろう。




快適な尾根を行く。




右に一ノ肩。




ユウガイヒト沢源頭の1757標高点。




快適なスカイラインを行く。




西側はすっかり晴れた。パウダーゾーンの松手山北面だが、今シーズンはまだ訪れていない。




東側はまだ視界がない。







ついに雲が取れて、




どか~んと、素晴らしい平標沢源頭斜面が目に飛び込む。




雪質も安定していて問題なし。スタンバイOK。




平標沢に飛び込む。







Qさん、笑いが止まりません。




次々とメンバーもパウダーゲット!






















いや~最高でした。




エクセレント!




まだまだパウダーターン。










気温-10℃。素晴らしいドライパウダーだった。




滑降ポイントまで登り返す。










雲も一気に消えて、上越国境稜線の大パノラマが拡がった。

遠くに浅間山、西沢ノ頭、セバトノ頭、一番高い上ノ倉山、大黒山、苗場スキー場の筍山。




苗場山、神楽ヶ峰、霧ノ塔。




万太郎山、谷川岳。




雲間に一ノ倉岳と茂倉岳、朝日岳稜線の奥に尾瀬燧ヶ岳。




朝日岳と左端に平ヶ岳。




柄沢山から米子頭、巻機山。その奥は奥利根源流の山々。




稜線の北に連なる日白山、タカマタギ。




見飽きることのない大展望を満喫。




まずは平標山をバックに稜線を滑る。




ユウガイヒト沢滑降ポイントの灌木は埋まりきっていない。




そこを抜ければ、スペシャルな斜面。




平標沢より密度のあるディープパウダー。




ここも最高だ。







だんだん藪っぽくなってきた。




中間付近が一番濃かったが、




下部は再び疎林で快適ターン。




杉林でスラローム。




林道に出たら、滑降終了。大満足。




あとは林道を流して、




別荘地下で板を脱ぐ。




里はポカポカでした。




今シーズン一番のパウダーでした。