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美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

「過ちを認めない人々」に必要な力

2024年01月11日 07時26分55秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

刷新、これでどこまで本気か、島岡美延です。元首相二人が最高顧問、安倍派10人という自民党の政治刷新本部。党内で人気がないあの人は呼ばれず。

昨日は辺野古で代執行、違法捜査と言われた国や東京都は控訴。とにかく「一度決めたら引けない」。この先、たぶん大阪万博も。もしかして「ぶれてない」と言われたい? 歴史に学ばない恐ろしさ。

そんな中、「日本にいま必要なのは」と主張する東浩紀著『訂正する力』(朝日新書)を読みました。経済や政治の停滞、膠着状態を脱する、ものごとを前に進めるために「現在と過去をつなぎ直す力、すなわち訂正する力」が必要と。

既存のルールが破られた時、それにどう対処するかが、民主主義のみせどころ、それが訂正する力。議論・対話にならない、相手を攻撃する(論破する)のみ、今の日本には「訂正できない土壌」がある――。

まず「聞く力」が必要、この国には。

 

 

 

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亡き妻との約束を果たすため

2024年01月10日 07時39分32秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

八代亜紀さんの訃報に衝撃、島岡美延です。闘病のことをよく知らなかったけど、唯一無二の歌声、絵の才能、いくつになっても輝いているイメージ。コロナ禍以降の活動量の低下、免疫力の低下、今も様々な体調不良の人が増えている気がします。

家族との別れを経験した人、そうでない人にもこの物語を。映画『葬送のカーネーション(12日公開)』をご紹介します。トルコの新鋭ベキル・ビュルビュル監督は、小津安二郎を敬愛し、本作のワールドプレミアは東京国際映画祭でした。

荒涼とした冬景色のトルコ。年老いたムサは亡き妻の遺体を故郷の地に埋葬するという約束のため、棺と共に旅をしている。紛争の続く場所に向かうのは嫌だけど、両親を亡くした孫娘ハリメも一緒に歩く。旅で出会う様々な人たちから、まるで神の啓示のような〈生きる言葉〉を授かりながら進んでいく二人。

国境、生と死、過去と未来、自己と他者、棺をかつぐ祖父と孫娘の心の融和。リアリズムとファンタジーが交差する、現代社会の寓話。

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被災地は我慢、しかないのか

2024年01月09日 08時15分38秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

昭和の最大派閥「田中派」の名を自宅全焼のニュースで聞くとは、島岡美延です。陳情者が列をなす政治はパーティー券を買って見返り期待、になったのか。

政治とカネも相変わらずなら、日本の防災対策も。能登半島地震は、道路寸断の半島、被災者が普段の住民に限らない正月という要素が、救助、復旧活動を困難にしているとはいえ、あの避難所の状況、どうにかならないのか。

低体温症やエコノミークラス症候群に注意、という呼びかけが繰り返されるだけ。雪の地方で暖房もまともにない場所に1週間、体調を崩す人や感染症が増えているって、そうなりますよね、体育館での雑魚寝状態。

海外の被災地では、あっという間に家族ごと暮らせる大きなテントが並ぶのに、日本ではせいぜい体育館の中に仕切り。

石川県の被害想定は1997年のまま。東日本大震災、熊本地震、胆振東部地震などの教訓の反映がない防災計画、見直しを。この数年、大地震が繰り返し起きていた石川県、震災関連死を食い止めて。

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スポーツは「勇気と感動」でいいのか

2024年01月08日 08時25分32秒 | 日記、その他

能登半島地震から1週間、成人の日、島岡美延です。1年で最も家族が集まった瞬間を襲った大地震、家族を何人も失った人・・・。大雪への警戒をしつつ、一刻も早くお風呂に入れるようにして。

今の時期は多くの大会があり、パリ五輪の活躍が期待されるアスリートへのインタビューも多く見かけます。そんなタイミングにあえて、西村章著『スポーツウォッシング なぜ〈勇気と感動〉は利用されるのか』(集英社新書)を読みました。スポーツウォッシングとは、まだ聞きなれない言葉ですが、グリーンウォッシング(環境に配慮したような見せかけ)同様、「悪事の洗濯」のような使い方。

1年延期した東京五輪2020は無観客で無理やり開催され、その後に次々と逮捕者。為政者にはスポーツで国民が感動してくれるのはラッキー、でも人々に「裏側」が見えてきて、札幌市は冬季五輪招致断念。

日本社会が「勇気と感動」に酔いやすいという指摘。政治とスポーツ界の関係、感動の物語に「それでいい?」ともう気づく時。

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香港のネオンある光景、今は

2024年01月07日 08時03分50秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

「壊れず使える」が前提になっていないか、島岡美延です。福祉避難所を作るといっても、高齢者施設自体が停電、断水。放送や通信の基地が故障すれば、情報は届かず。物資の輸送は道路がいつも通り使えてこそ。

かつての賑わいはなくとも「あの輝きをもう一度」と願う人々――。映画『燈火(ネオン)は消えず(12日公開)』をご紹介します。香港を象徴したきらびやかなネオン、2010年に建築法が改正され、2020年までに9割減だとか。

腕のいいガラス管ネオン職人だったビル(サイモン・ヤム)が亡くなり、妻メイヒョン(シルヴィア・チャン)は後悔していた。SARSが香港を襲った時、夫に仕事を廃業させていたのだ。ある日、ネオン工房の鍵を見つけて10年前に廃業した場所に行ってみると、「ビルの弟子」と名乗る見知らぬ若者が。メイヒョンは夫がやり残した最後の仕事を完成させると決意。一方、ひとり娘は結婚して海外移住と言い出し・・・。

懐かしさと現実への見切り。家族それぞれの想いは。

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すべてリアルな映像、脱北とは

2024年01月06日 08時10分09秒 | 姿勢&見た目

三連休でも被災地はボランティア受け入れはまだ難しく、島岡美延です。地面が隆起し、把握できない孤立地区。いまだ電話、ネットがつながらず、情報を求め、歩いて山を越えた人も。

こちらは文字通り、命を懸けて川やジャングルを移動。映画『ビヨンド・ユートピア 脱北(12日公開)』をご紹介します。このドキュメンタリー映画に「再現映像」はなし。北朝鮮内の隠し撮り(地下ネットワークによる)、脱北者に密着したアメリカのスタッフらの映像。よくぞこんな映画が・・・。

祖国・北朝鮮を離れ、いくつもの国境や川、険しい山岳地帯を超える旅に乗り出すのは幼い子ども二人と80代母親の5人家族。また、先に脱北したある母親は10代の息子と韓国での再会を熱望。脱北を手助けする人々の強い使命感。

外国の人を驚かせるマスゲームは、幼少期から死ぬほど練習させられたと語る脱北者。祖国が一番、と信じ続けた80代女性が変わる瞬間。小さな女の子も素晴らしい祖国を語る。すべて、教育という刷り込み。

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NYで不法移民として暮らすのは

2024年01月05日 07時02分31秒 | 姿勢&見た目

道路寸断で届かない物資、島岡美延です。テレビ局中継基地が燃料不足で放送停止も。プッシュ式の輸送は道路が使えることが前提。まして原発に至る道路は? 逃げる、届ける、すべてルートあってこそ。

世界には不法であっても、ある場所に辿り着いて生きていく人たちがいます。映画『ニューヨーク・オールド・アパートメント(12日公開)』をご紹介します。

安定した暮らしを夢見て祖国のペルーを捨て、NYで不法移民として暮らすデュラン一家。ラファエラはウェイトレスをしながら二人の息子を女手一つで育て、息子たちも自転車で配達員をしながらギリギリの暮らし。街から疎外された自分たちを〈透明人間〉だと憂う二人の息子は、ある日、謎めいた美しい女性クリスティンと出会い、二人そろって恋に落ちる。母も白人男性から誘われて身を委ね、宅配ビジネスを起こすことに。そんな折、ある事件が起き、家族の絆は引き裂かれていく・・・。

希望はある。元気に、生きてさえいれば。

 

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地震のこと、知らないことばかり

2024年01月04日 08時15分06秒 | 日記、その他

朝ドラ再開しても日常に戻れない人も多い1月4日、島岡美延です。

能登半島地震の犠牲者は73人、まだ救助を待っている人も。津波は警報が出される前に到達していた場所が。

能登半島では毎年のように震度6弱、6強などの地震が発生。それを体験している人々が今回の揺れは違った、と。壊れていた自宅修理が間に合っていなかった人も。

1日午後に震度7が起きてから、救助活動に支障が出る大きな揺れが頻発。未知の活断層が動いた、という指摘も。

昨日も長周期地震動が観測され、階級3(最大は階級4。1日に観測)の速報がテレビ画面に出ました。震度やマグニチュードに比べて、なじみの薄い長周期の階級。離れた地域の超高層ビルにも大きな影響を与えること、首都圏で暮らしていて想像していますか。

能登半島や周辺の原発に大きな影響はなかったと報道されているけど、今は停止中。これを再稼働させようという人、日本が地震に襲われ続ける列島だとわかっているとは思えず。

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今日という日を大事にする

2024年01月03日 08時35分27秒 | 日記、その他

正月三が日、今日は何がニュースになるのか、島岡美延です。

昨日は明らかになりつつある能登半島地震の被害に言葉を失い、夜には羽田空港で炎上する航空機の衝撃的な映像に動揺。昼間は箱根駅伝、大学ラグビーとお正月らしいスポーツTV観戦をしても、なんという2024年の幕開け。

突然の大地震や大事故で家族を失った人にかける言葉など見つかりません。現実のこととして受け止めきれないでしょう。久しぶりに帰省の再会を喜び、被災地への任務に気を引き締めていたはず。元気だった顔がもう笑ってくれないなんて。

この二日間、私は今年どんなことをしたいか家族と話したりもしたけど、未来の予定が突如奪われることがある、そんな人間の運命をあらためて突き付けられました。

だから今、やってみたいと思った事はまずやる。試してみて違うと思えば、別のチャレンジをすればいい。「今日という日を大事にする」「家族と話す時間を増やす」。さて、これから初詣。

 

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動ける身体、今年もしっかり

2024年01月02日 07時29分40秒 | 姿勢&見た目

元日の午後の団欒を襲った能登半島の震度7、島岡美延です。帰省中、初詣、お酒を飲んでいた人も多かったはず。緊急地震速報の音を聞いたのはいつ以来か、普段の月曜日ならラジオ生放送中だった私。

昨日は地震直後に津波警報、NHK女性アナウンサーの強い声、それは東日本大震災の教訓のあらわれ。とにかく早く逃げて! 一刻も早く動く=命を守ること。

もし今、家から高台を目指して素早く駆け上がるとしたら、その体力、自信ありますか? そこで今月の姿勢テーマは『脚の筋力、しっかりつけておこう』です。脚の強さ、自分で動けるということは、自分の命を守る第一歩。もし、自力で動けない人が近くにいて、その人を助けながらの移動を考えるとさらなる筋力、体力が必要。

2020年からのコロナ禍で、便利なオンラインに慣れ、歩くことが減り、座る時間が増えた日常。意識しないと筋力、体力はダウンする一方でどの世代にとっても筋力維持は大事。「日常動作を筋トレにする」、今年もこれでいきましょう。

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