美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

「想い」を燃やす送り火

2011年08月11日 06時43分32秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
6時台ですでに30度、島岡美延です。
暑い京都で騒動が持ち上がりました。夏の風物詩、五山送り火で、津波で倒れた陸前高田市の松から作った薪を燃やすはずだった計画。放射性物質は含まれていなかったものの「不安を拭い去れない」と取りやめに。
薪にはメッセージも書かれていたことから、この中止決定の報道に「被災者の気持ちを踏みにじる」と多くの苦情が京都市に寄せられました。その薪は、結局、現地で「迎え火」として燃やされ、京都の送り火では、新たに陸前高田市から取り寄せて燃やすことになりました。
多くの違和感が残る顛末です。「琵琶湖の水が汚れる」などの声に応えるとして、京都五山送り火連合会は中止を決めました。市長は、連合会に薪の受け入れを聞き入れてもらえなかった、と「市に決定権がなかった」ことを強調。
震災直後、被災地からのごみの焼却を川崎市が受け入れると表明した際、市への苦情に「狭量だ」と不快感を示した市長。
賛否の声にどう決断し、何を優先させるのか。「絆」と口々に言う日本人の覚悟の本気度が問われています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「瞬く間」の連続、が人生

2011年08月10日 07時08分36秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
着ぐるみのひこにゃんも日陰でパフォーマンス、島岡美延です。今日も直射日光を浴びずに過ごせるならそうしたいです。
日差しの中で遊んだ記憶、それは誰にも共通のものでしょう。記憶を刺激される映画「ツリー・オブ・ライフ(12日公開)」をご紹介します。本年度カンヌ映画祭パルムドール受賞作品、テレンス・マリック監督の映像美の世界をご堪能あれ!
成功した実業家ジャック(ショーン・ペン)は、人生の岐路に立ち、遠い少年時代に想いをはせる。三人兄弟の長男だった彼は、成長するにつれ、父(ブラッド・ピット)への反感を強めていく。力こそがすべてと信じ、厳格な教育を押し付ける父と自愛に満ちた母の間で葛藤する日々。
1950年代のテキサス、光の中を駆け回る少年時代と絡み合うように展開される、壮大な「命のつながり」を物語る映像。見たこともないような体感型映画、とでもいえばいいでしょうか。
66年前の出来事も、古い書物に記された津波も、すべて「今」につながっている。この「一瞬」の連続が人生、そして歴史になるのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

科学者の戒めの言葉

2011年08月09日 07時18分40秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
長崎に原爆が投下されて66年、島岡美延です。日本各地で猛暑になりそう。東北地方は電力供給の綱渡りが続いています。
広島の原爆の日に紹介した、藤嶋昭著「時代を変えた科学者の名言」から、またいくつか挙げてみます。科学者たちは、未知のものへの喜びと畏れの両方を抱えているのですね。
「科学技術の進歩はつねに危険と背中合わせだ。それを乗り越えてはじめて人類の未来に貢献できる」Byアルフレッド・ノーベル(ダイナマイト発明)。
「未来を考えない者に、未来はない」Byヘンリー・フォード(自動車会社創業)。
「希望ある未来は、人の良心の中だけにある」Byアルベルト・シュバイツァー(医者。戦後は核問題を中心に平和運動)。
「物理学者は罪を知ってしまった」Byロバート・オッペンハイマー(原爆開発の指導的役割、戦後は水爆開発に反対)。
「私たちは、いまや分かれ道にいる」Byレイチェル・カーソン(「沈黙の春('62)」を出版し、環境問題を提起)。
果たして、私たちは立ち止まり、考えることはできるでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うちの中ではありません

2011年08月08日 07時47分25秒 | 姿勢&見た目
この晴れもまた朝のうちだけ?、島岡美延です。昨夜も遠くの稲光を感じながら、晴雨兼用傘で雨をしのいでいました。蒸し暑い一日になりそうですが今日は立秋。ただ、ここからの暑さに体調を崩さないよう、さらなる注意が必要ですね。
先日のバスの中でのこと。私は後ろから二番目、二人がけの椅子に一人で座っていました。通路をはさんで隣の二人がけは空席。なのに、そのあたりで私の視界に動くものが見えたのです。なんと、一番後ろの座席にいた二人組の若い女性のうち、窓際の人が、前の座席の窓枠に脚を伸ばしていた! 椅子と窓の細い隙間から器用に?伸ばされた、緑色の靴下をはいた足・・・。
もう一人は、長い座席の真ん中に座って、ジーンズとはいえ、足はドーンと全開。バスに乗ってきた人からすると、正面の奥にその姿を見ることになります。
で、この二人。そのうち、日差しに当たるのが気になったのか、私の後ろ側に移ってきました。「足伸ばし娘」の次の行動は、あの長い座席に寝そべること!
混んでいないバスは、あなたのウチではありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本中から「仲間」集結

2011年08月07日 08時05分49秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
蒸し暑い真夏日が戻ってきました、島岡美延です。
甲子園も開幕。選手宣誓は「日本中のみんなが仲間です」という言葉が印象的で、「精一杯の笑顔で」と言いながら、少し笑顔になった金沢高校の主将。勇気を与えたい、ではなく「届けたい」と言ってくれたことにホッとしました。
試合に勝った主将が、相手から頑張ってくれと言われて、お互いに仲間だと感じた、とも語っています。力を出し合って、見る者をワクワクさせてくれる試合が続きそう。
昨日は、新国立劇場へバレエを観に行きました。といってもバレエ団はオフの時期。公演は、日本バレエ協会による「全国合同バレエの夕べ」でした。二日間に分けて、日本中から様々な舞台が披露される形で、昨日は東京地区、沖縄支部、関東支部の各々オリジナル作品。さらに本部の「卒業舞踏会」という古典作品。これに私が通うスタジオの若い二人のダンサーが出演していて、楽しめました。
野球もバレエも一緒に高めあう仲間が絶対に必要! いつもの仲間、さらに別の環境で同じものを目指す仲間との切磋琢磨。これも「絆」です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

科学者の名言は深い!

2011年08月06日 07時57分52秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
広島が祈りで包まれる日、島岡美延です。原爆投下から66年、新たな放射能の恐怖に晒されている日本の夏。
多くの発見、発明が暮らしを便利にしました。時には、ダイナマイトを発明したノーベルのように、それが戦争に悪用されたことに苦しんだ科学者も。
紀元前から今日に至るまでの様々な業績と言葉を集めた「時代を変えた科学者の名言」という本(東京書籍)から、いくつかご紹介します。著者は、光触媒の仕組みを発見した藤嶋昭氏です。
「万事に先立ち、汝自身を尊敬せよ」Byピタゴラス。「国家の運命は、青年の教育にかかっている」Byアリストテレス。
「どこか遠くへ行きなさい。仕事が小さく見えてきて、もっと全体がよく眺められるようになります」Byレオナルド・ダ・ヴィンチ。「人間の営みはすべて、幸福をつかむことにつきる」Byパスカル。
「希望は人を成功に導く信仰である」Byキュリー夫人。「自ら考え行動できる人間をつくること、それが教育の目的といえよう」Byアインシュタイン。
彼らの頭の中は、数式と素敵な言葉の宝庫!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「動機は不純」こそ青春?

2011年08月05日 07時07分24秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
日差しのある朝ですが、今日も傘が必要、島岡美延です。昨日も突然の雨に降られました。
明日から甲子園開幕、東日本大震災の直後のセンバツとはまた違った意味を持つ大会になりそうです。被災地の高校生に限らず、「野球ができること」自体に喜びを感じている選手も多いはず。みんながんばれ!
野球部に入るのは、野球が好きだからでしょうが、世の中には動機らしい動機などなく、情熱的な勧誘によって知らなかった世界に目覚めることも。「モテるため」という動機も立派な青春です。映画「行け! 男子高校演劇部(6日公開)」をご紹介します。
池松男子高校に入学した小笠原(中村蒼)は、新入生勧誘公演のジュリエット役に一目惚れ(何故か女子と勘違い)。廃部寸前の演劇部に集まったのは頼りない面々。女子高の伝統ある演劇部を見学した小笠原、今度は主演の美少女に一目惚れ。総合演劇祭に向けて「演劇一筋」の者には思いもよらないトンデモ作戦に出る! 
個性派俳優・池田鉄洋(顧問役で出演)の初脚本は、おバカ満載。これが意外にも感動作だった!?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「普通の男」の戦い方

2011年08月04日 06時52分57秒 | オススメ
今日も急な雨の予報、島岡美延です。昨日はゲリラ豪雨に遭遇。正確にいうと、電車の中で急に降り出し、雨が少しは落ちついた中を5分ほど歩き、到着直後に猛烈な雨を目撃。あとわずかタイミングがずれていたら・・・。
人生、一秒先に何が起こるか、誰にもわかりません。映画「この愛のために撃て(6日公開)」をご紹介します。
パリの病院の看護助手サミュエルは、救急搬送されてきた男のベッド近くの怪しい人影に気づく。彼の機転で患者はことなきを得たが、翌日、自宅に謎の男たちが押し入り、臨月の妻ナディアを連れ去る。「今から3時間以内に、警察の監視下にある例の患者を連れ出せ」との電話が。妻を救うには、ある事件の容疑者サルテを逃がさなければならない・・・。奇妙な二人三脚が始まった!
「普通の男」は、格闘技もしないし武器とも無縁。超人的な車の運転技術もなし。それでも最愛の妻のために頭をフル回転させ、街中を走り回る。
冒頭から85分間ノンストップ、二転三転するシナリオが見事! フレッド・カヴァイエ監督、ハリウッドも注目です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

邪魔しないよう見守る

2011年08月03日 07時34分58秒 | 姿勢&見た目
太陽が躊躇しているような日々、島岡美延です。新しく買った遮光・遮熱の日傘、もう少し活躍したがっているかも。
なでしこジャパンに、団体としては初めて、国民栄誉賞が贈られることになりました。あらためて、女子W杯優勝という偉業、おめでとうございます。
取材から伝わってくる言葉、表情からは、その気持ちの強さが感じられます。何より「浮かれている場合じゃない」という覚悟がよくわかります。また彼女たちを見守ってきた人たちも、この状況に戸惑いつつ「これからも私たちは変わらない」という姿勢が頼もしいし。
自分の状況が以前とは一変する、自分にはもうどうにもできない。特にアスリートだと、練習時間が減って、取材、表彰、催しへのゲスト出演など「余計な時間」が増える。それで「顔がふっくら」しようものなら、メディアは一気にバッシングへ・・・。これまでどれだけ多くのアスリートが(特に女子)、そんな目にあってきたか。
なでしこは既に五輪予選モード。なんとしても、彼女たちが練習に集中できる環境を保ってあげたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その撮影も命がけ?

2011年08月02日 07時29分33秒 | 姿勢&見た目
昨夜は駿河湾で強い地震、島岡美延です。ずいぶん長い揺れでした。
新潟と福島の豪雨災害、水が引いてみれば、田んぼ、畑に大量の土砂、大きな石。なんとも悲しい光景です。
厳しく、人を寄せ付けない自然に、あえて挑み続ける人たちがいます。かつての悲劇を忠実に映画化、「ヒマラヤ 運命の山(6日公開)」をご紹介します。
ナンガ・パルバード(標高8125m)ルパール壁は世界中の登山家を拒んできた。1970年、ヘルリヒコッファー博士の遠征隊に招待された25歳のラインホルト・メスナーは、弟ギュンターとともに参加。ついに子供の頃からの夢だった前人未到のルパール壁の初登攀を果たした二人。しかし下山途中で悲劇が。兄弟は戻らないと覚悟したキャンプは撤収。ルートをはずれて下山したのは、兄一人だった・・・。
ラインホルト氏の協力で70年当時のテント、服装を再現(よくぞこの装備で快挙!)。ナンガ・パルバートの撮影現場では、氷やアイゼンの音なども録音。
ヒマラヤに挑んだ俳優、撮影隊の奮闘をスクリーンで体感して(涼しくなります)!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする