就活、そして婚活

昨日はある映画に衝撃を受けました、島岡美延です。離れがたい夫婦が迎えた哀しすぎる結末・・・、詳しくは来月公開の際に。夫婦の「赤い糸」って、二人で育てるものなのだなあ、と思ったり。
就活と、婚活は、よく似ています。自分という人間を相手にわかってもらう作業。同時に、二つも三つもその縁を結ぶわけにいかない、でもそのたった「一つの縁」を見つけるのに、今ほど困難な時代はない・・・。
大学生の採用時期を遅くしようという声が経済界からも出始めました。学生時代の半分近くを費やして、何十もの会社に断られ、という現状がいいとはとても思えません。学生の希望は、いわば「就職用ナビに登録されている大企業」に集中。中小企業は以前にもまして人材確保に苦労している様子。このミスマッチの解消が日本の未来を握っているのでは。
「婚活疲労外来」なる診療科が登場したそう。結婚相手を探す会社に登録して、「断り」が繰り返されると、自分を否定されたという気持ちが積み重なって、体調を崩してしまう。
「一つの縁」が、きっとあなたを待っています。

塀の中の「合唱の力」

大寒の朝も快晴、島岡美延です。雪国の方が春を待ち望む気持ちは、首都圏の我々とは違う、格別のものがあるでしょう。
何かを待つ、それが「刑期の終了」という人たちがいます。韓国唯一の女子刑務所内で初めて撮影が許可された映画「ハーモニー　心をつなぐ歌（22日公開）」をご紹介します。
1997年に結成された女子刑務所の合唱団をモデルとした物語、人が人とつながることの可能性に涙が止まりませんでした。
暴力をふるう夫を殺害、刑務所で出産し18ヶ月だけ子供を育てるジョンヘ（キム・ユンジン）、初老の死刑囚ムノク、詐欺をしたファジャ、ヘッドロックで過失致死罪のヨンシル。慰問に来た合唱団の歌声に感動したジョンヘは、自分達も合唱団を作りたいと言い出すが、これがひどい音痴！　メンバー集めも大変、「ハーモニー」には程遠いバラバラな合唱団の指揮を引き受けたのは、元音大教授のムノクだった。
目標を持ち、関わりあうことで変わり始める受刑者たち。そして大きな奇跡が彼女達を待っていた！　
歌がつないだもの、見届けて下さい。
　

ロイヤルから来た日本人

今月はバレエ鑑賞が多くなっている、島岡美延です。
新国立劇場へ「ラ・バヤデール」を観に行ってきました。初めて見た時、このバレエ団の群舞の美しさに圧倒され、その見事さは昨夜も健在！　32人のダンサーが一人ずつ九十九折の坂をアラベスクのポーズを取りながら降りてくる「影の王国」の場面。主役の踊りに負けない大きな拍手が起きていました。
実は昨夜の公演、当初の配役のザハロワは「健康上の理由（産休らしい！）」で降板。その代役、小林ひかるのプレッシャーはどれほどだったでしょう。私はこの交代を知ってから彼女に興味を持って観にいきました。
英国ロイヤルバレエ団のファースト・ソリスト。「眠れる森の美女」全幕主役をロイヤルで踊った日本人は、吉田都についで二人目。高い技術を持ち、情感たっぷりなダンサーで、インドの舞姫ニキヤは、とても彼女に合っていました。デニス・マトヴィエンコもさすがのサポート＆ソロのテクニック全開！
来シーズン主役予定のダンサーのソロも観られたし、バレエ団の充実ぶりに嬉しくなりました。

「手」を褒められた！

冷え込みが厳しいとはいえ、晴れ続きの首都圏、島岡美延です。雪が降り続く地方の皆さん、本当に大変な思いをしていらっしゃることでしょう。それにしてもこのカラカラ状態、いつまで？　冬でもペットボトルの水は欠かせません。
この乾燥の日々、ちょっと嬉しい出来事がありました。「手、きれいですねー」と褒められたのです。それも20代の女性から！　「私の手、島岡さんの手に並べられないですよー」とまで言われて、さすがに照れました。
「家事とかなんにもしてないでしょ」ともよく言われるのですが、「過保護」なことは何もしていません。素手でお湯を使って食器を洗うし、時間をかけた特別なケアもせず。
ハンドクリームは1日1回程度、美容のプロに教えてもらった「指先から塗る！」の鉄則を実践しています。「手の甲にクリームを出して、手のひらでのばす」より、「爪のそばに出して、指の表側（甲側）どうしをすり合わせてのばす」のが、最もクリームの効果を得る塗り方だそう。
ところでこの手、どうやら母も同じ。「似てよかった」ところかも？

避難所に花を飾った人

あの朝も厳しい寒さだったと改めて思います、島岡美延です。阪神淡路大震災から16年がたちました。夜が明けて人々が目にした光景はどれほど恐ろしいものだったでしょう。
震災から何年かたった頃、関西で「花の仕事」をしている女性をラジオ番組に迎えたことがありました。仕事の転機となった出来事として、阪神淡路大震災について語り始めた彼女。なんと震災直後に身内の方を亡くされていたのです。
災害のあと、時間がたつにつれて、避難所で必要なものが変わってくる。今でこそ、そんな教訓が語られるのもすべてあの震災の経験から人々が学び取ってきたことです。
当時、フラワーアレンジメントの講師をしていた彼女は、しばらくして避難所に花を飾ることを始めました。「この非常時に花なんて」と心配する声もあったそうですが、多くの被災者から「癒された」という感想が寄せられたそうです。
「お腹は一杯にならない」、そういわれるものが人々の支え、気力につながっていきました。花、化粧品、音楽、演劇・・・。やはり人間には「心の栄養」が必要です！

これぞ「シンデレラ」物語！

昨日は「バレエはやはり、生で観なきゃ！」と実感、島岡美延です。車のCMで素晴らしい姿を見せているポリーナ・セミオノワ主演「シンデレラ」を東京文化会館で「目撃」してきました。
ベルリン国立バレエ団を率いるマラーホフによるこの物語は、舞台が現代のバレエ団。新人ダンサーのシンデレラは、芸術監督に認められず、先輩に嫉妬され・・・。
幕が開くとスタジオで身体をほぐすダンサーたち。妙にハデな先輩の一人、甘い物好きで太めのダンサーをなんとマラーホフ自らがトウシューズで熱演、随所に笑いも取ります。
そしてセミオノワ。踊りだすと、本当にそこだけ輝くよう！　世界中のバレリーナが欲しいと願う身体のパーツをすべて一人に集めて神様が創ったらこうなる、という姿、形。なんて小さな顔！　跳ぶ、回る、バランス、男性の手を取る・・・、何をするにも「余計な力が入る」瞬間がないのです。　
夢の中で踊った王子は、客演ダンサーとしてやってきて彼女を相手役に選びます。まさにセミオノワ、彼女自身の物語。夢のようなひと時を堪能しました！　　　　

立ち姿に「良いクセ」を

雪だるまマークの多いセンター試験日、島岡美延です。なにせ最も寒い頃、雪などの影響を受ける全国の受験生。私も2月の受験日に雪だったことを思い出します。春の日の素敵な自分を思い描いて、みんな頑張れ！
さて、今月の姿勢テーマ「歩き方は、量より質で」を実践していますか。トロトロ歩いていては、カロリー消費も体型の変化も期待できません。今より少しテンポを上げてみよう、と意識すると地面をしっかり蹴る歩き方になってきます。寒い中、身体を丸めて小走りになるより、「寒さに負けない！」くらいの気持ちで、しっかり前を見据えて、颯爽と歩きましょう。
信号待ち、電車待ち、レジ待ち・・・。ひとたび外に出たら、立っている時間もけっこうあるもの。この時、どちらかの足に極端に体重をかけて骨盤が斜めになる立ち方をしていませんか。そのクセは、どちらに傾くか、ほぼ決まっていて身体の歪みを大きくします。また、膝を交差させて、靴まで傾けたような足元も足の形や骨盤の歪みにつながります。
お腹とお尻を引き締めて立ちましょう。日常から理想の体型へ！

「匿名」の善意とユーモア

毎朝の冷え込みはまだ続きそう、島岡美延です。今年は首都圏でも氷点下の記録が出るかしら？　
「伊達直人」と同じ名前の菅直人総理、毎日のニュースにどんな思いで接しているでしょう。今日、第二次改造内閣が発足、ちゃんと国民の声が聞こえているか心配です。
その永田町の皆さんは「匿名」じゃないけど、なぜか「顔」が見えない印象。選挙時の想いを行動につなげてくれないと！
全国に広がった行動する「匿名」の善意。報道を見ていると「誰かの役に立ちたい」という方々の素敵なユーモアももらっているように思えます。土地柄に合わせて「桃太郎」や「因幡の白兎」も現れているし、ランドセルだけじゃなくそれぞれに創意工夫された贈り物も。
「匿名」という言葉の響きからは、ネット社会の悪意を連想させることが多かったですが、実は、ネットで「相談して」行動した若者もいるよう。子どもたちに何かしようという呼びかけとそれに応じた人々。もちろんスピード感もお手の物！
漫画「タイガーマスク」の注文殺到だとか。2011年、けっこういいスタートです。

「日常の中で」こそ肝心

日本人ってやはりシャイ？　島岡美延です。「タイガーマスク現象」が急速拡大！　一人、二人と現れた時は見守っていて、ここへきて行動される方は「目立たないよう」という感情がどこかあるのでは。それもまた、いいです。
テレビも雑誌も「お正月太り解消法」が花盛り。「短時間・短期間・お金かからず」は、確かに嬉しいですが、スタジオのゲストがやるのを見て、これならできそうと思ったあなた、その後いかが？
そもそも「理想の体型」を本気で目指したいなら、1,2週間で結果を出そうと考えるのではなく、「継続的に生活習慣を変える」のじゃなきゃムリ！
「動く（動かない）こと」と「食べること」の組み合わせで、人間の日々は成り立っています。その立ち方、歩き方などの動きを見直しましょう。1日に何度もある「筋肉を使うチャンス」を見逃して、時々行なう体操などに「全てを期待」しすぎていませんか？
外国語もたまに行くレッスンだけで話せるようにならないのと同じ。いかに毎日少しずつ、自分のものにしていくか。「習慣」こそ「変わる」チャンスです！

名前をどう覚えています？

寒くて乾燥した日々、続いていますね、島岡美延です。そろそろ花粉も気になりそう。
年賀状もほぼ落ち着いた頃ですが、こんなことありません？　年賀状の返事を出したら、その返事が届いた、とか。名前を見てもなかなか顔が思い出せない、とか。
名刺交換した人と、月日がたって、また初対面だと思って名刺交換、ということもありそう。
名前を覚える達人ってスゴイなあ、と思うのですが、先日、私の目の前で交わされた女性の会話は、こんな感じ（すべて仮名）。
「山口さん、山口さん」と話しかけられて振り向かない女性。なぜ無視？と思っていたら、さらに「山口さん」と肩をたたかれて、やっと「私？」と答えた「山口さん」。
まずは確認、「山口さんですよね」、「いえ、福岡ですけど」・・・？
「私ったら、山口県の山口さん、って思ってた！」と赤面する彼女。実際に取り違えられた名前は、どちらも「県名」だったけど、地方は違うし、近くでもないし、同じ漢字も入ってない！　「福岡さん」もいい人で、楽しそうな会話がはずんだよう。もう忘れませんね！