1907年以来初めて刑法の刑罰転換、島岡美延です。懲役、禁固にかわり、これからは「拘禁刑〇年」に一本化。受刑者の「改善更生を図る」が大きな目的。
図書館のティーンズ棚で見つけた、いちむらみさこ著『ホームレスでいること 見えるものと見えないもののあいだ』(創元社)を読んで、衝撃を受けました。創元社の「あいだで考える」シリーズ。著者がホームレスの本を読むのは初めて。
2003年から東京都内の公園のブルーテント村に住み、国内外で女性や貧困を巡る様々な活動を行う著者。「ホームレス」と呼ばれる彼女が綴る「福祉とは何か」「排除を見えなくさせた東京五輪」「報道されない連日の襲撃」――。
特に驚いたのが、石を投げてきた中学生たちを捕まえ、後日謝罪に来させ、さらにその後、「遊びにくる」という交流が生まれたこと。
私も公園のブルーテントを「見ないこと」にしている。「社会復帰」という言葉に見える「そこは社会とは別」という意識。それを疑ってみませんか。
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