今日も急な雷雨に要警戒、島岡美延です。小さな傘ならしばしの雨宿りも。
この絵を最初に見た人も、何かに打たれたような衝撃を覚えたのでは。東京国立近代美術館で『ヒルマ・アフ・クリント展』を見てきました(~6月15日)。やや覚えにくい名前の画家を知ったのは、コロナ禍に公開された映画『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』。その時、最も強く思ったのが「日本で展覧会は?」。
スウェーデン出身の彼女、細密な植物画の確かな画力、そして精神世界に傾倒し、描いた抽象画。それはカンディンスキーより早い1906年頃(美術史は塗り替えられた?)。2018年のグッゲンハイム美術館で60万人を動員し、一気に有名に。アジア初の大回顧展、〈10の最大物〉という各々約320×240の絵画が10点並んだ展示室は圧巻。曲線、渦巻、豊かな色彩、皆さん写真を撮るのにも夢中。
企画展に合わせ、映画も再上映。映画で知って実物を鑑賞。都内の桜も楽しんだ至福の春。
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