ついに東京都民割もスタート、島岡美延です。先日、知人とお茶をした時、マスクのない彼女の顔を見るのは、ほぼ初めてだと気づき、おしゃべりの大切さも再認識しました。
今の世界や日本のあり方を司馬遼太郎さんならどう考えるのか。20代の頃、片っ端から読みました。映画『峠 最後のサムライ(17日公開)』をご紹介します。コロナで公開が延びて、ようやく。
慶応3年(1867年)、大政奉還。翌年、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争へ。越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助(役所広司)は東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指す。何よりも民の暮らしを守るため、戦争は避けたい。しかし和平を願って臨んだ談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍5万人に対し、たった690人で戦火を交える決断を下す。
妻を松たか子。田中泯と香川京子が両親。戦いのない世を願った最後のサムライを描き切ったのは、黒澤明監督に師事し、28年間に渡り助監督を務めた、小泉堯史監督。