岩手県で真夏日を記録、島岡美延です。半袖の人、軽めのダウンの人もいて、4月の体調管理は大変。思えばもう2年以上、体調の変化に敏感、というか「風邪も引けない」という感覚。
最近、関なおみ著『保健所の「コロナ戦記」TOKYO2020-2021』(光文社新書)を読みました。「日々、何かを書かずにいられない」という保健所と東京都庁の感染症対策部門の課長である著者が想像を絶する激務の中、2020年1月から書き留めたもの。
FAX1台で陽性者の報告が滞る日々。国より先行した都独自システムと国との齟齬。保健所は専門家会議で蚊帳の外。宿泊療養のホテルを拒否する人、延長し続ける人(警察動員で退去も)。東京五輪開催時の第5波、陽性者激増もコロナ報道激減。
武漢発チャーター機からワクチン接種、内閣も変わったコロナ禍。この本は「なぜか陽性者数が減った第5波」のあとまで。オミクロン株がなかったあの頃。BA.2の次XEが報告される中、保健所の叫び、政治に届いている?