世界遺産になる前、私も乗った知床観光船、島岡美延です。救助活動が一刻も早く進んで。
何かおかしいと感じても問題が起きるまで気づかない・・・。映画『不都合な理想の夫婦(29日公開)』をご紹介します。原題はTheNest=「巣」。虚飾と野望の傑作心理スリラー。
1986年。NYで貿易商を営む英国人ローリー(ジュード・ロウ)は、米国人の妻アリソン(キャリー・クーン)、息子、娘と幸せに暮らしていた。大金を稼ぐ夢を追って、好景気に沸くロンドンへの移住を妻に提案し、やや強引に英国に戻る。郊外の豪邸を借り、昔の上司が経営する商社で復帰を歓迎され、まさにアメリカン・ドリーム体現者の凱旋のよう。
ただ、名門校に入れた息子は元気がなく、乗馬を教えるアリソンの馬小屋工事は進まない。貯金が底をついていること知った妻は・・・。
ジュード・ロウが、プライドが高く、恥ずかしいほど自慢ばかりの男を熱演。夫婦のすれ違いを「ワインの注文」で描いた場面、怖いです。