美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

“責任なき悪”の恐ろしい現実

2015年07月02日 06時31分21秒 | 姿勢&見た目
梅雨空が続きますね、島岡美延です。
昨年、衝撃的だった映画『アクト・オブ・キリング』。
ジョシュア・オッペンハイマー監督以外のスタッフが“匿名”だったのは、大虐殺を行った加害者を扱った映画で、彼らは今も英雄視されているから。
その続編というべき映画『ルック・オブ・サイレンス(4日公開)』をご紹介します。
1960年代のインドネシアでは、共産主義者の100万人規模の大虐殺があった。
その実態は、思想とは関係のない“快楽のような殺人”。
取材映像を見て、衝撃を受ける青年アディ。
彼の兄を殺したことを誇らしげに語る加害者の姿があったのだ。
アディは、監督に告げる。
「彼らに罪を認めさせたい。そこを撮影してほしい」と。
危険な提案だったが、眼鏡技師として働くアディは、“無料の視力検査”を行いながら、かつての大虐殺に迫る質問を投げかけていく…。
加害者たちに共通する“罪悪感のなさ”。
アディの母が半世紀、沈黙してきた悲しみ。
恐ろしいまでの人間の不条理を見届けて下さい。
コメント (2)
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