早起きしたついでに、ぶらっと山の麓の道をたどりました。
何かの気配にふり返ると、凍てついた空気を揺するように自転車通学の生徒が。
白い息を吐きながら、通り過ぎていきました。
よい一日に出会えれば、いいね・・。
何事もなかったかのような、人気のない道です。
この冬は海霧を求めて、荒船海岸へ10回ほど通ったでしょうか。
早起きして、わが家から20分、車を走らせます。
撮影して帰宅、平日はそれから改めて出勤というパターンでした。
1月14日、海霧は出現せず。
日の出だけを見て、帰路につきました。
いつも指なし手袋からはみ出た指はかじかんで、思うようにシャッターが・・。
でも身体が寒さを感じないのは不思議です。
時期が遡りますが、護摩壇山の帰り、
日高川にかかる美しい吊り橋を発見。
観光用に作られたもののようですが、
丸木造りの見事さに目を奪われ、私も対岸まで渡ってみました。
反対側から眺めた橋。
川面に影も映っています。
橋のたもとに、誰かが作った小さな雪だるま。
吊り橋を渡った先には神社があって、
川岸の古木は深い緑色の苔をまとっていました。
この冬も、港の鳥たちを追いかけました。
港に生きる鳥たちのたくましさを撮したかったのですが、
気持ちが焦るばかりでなかなか。
なぜか、トビ、カラス、カモメが横並びの一瞬です。
アオサギの飛ぶ、ちょっと凄まじい雰囲気も好き。
漁船の出入りのたびに、激しく乱舞する鳥たち。
その激しさに圧倒される思いです。
私の好きな古座川の、朝の表情です。
風が吹いています。
ムクドリがいっせいに、川岸に下りたり、
柳の木に群がったりしていました。
ここは最近まで草が生い茂り、水鳥が集まってきていた場所。
昨日通りかかると、木も伐採されて川原がむき出しの湿地と
なっていました。
護岸工事でも始めるのでしょうか。
杭が打たれた川岸は、味気ないものでした・・。
風が吹き荒ぶ日、カメラを提げて物好きにも岬の突端へ出かけました。
見下ろすと白い波がすごい勢いで岩を咬んでいて、
さらに物好きな人たちがいました。
人は厳しい状況にいるほど、情熱を燃やすものでしょうか。
ここにも二人の釣り人が見えます。
どうぞ、波にさらわれませんように。
飛ばされそうなカメラ好きも、この後早めに安全な場所へもどりました。
冬はあきれるほど元気な私です♪
たまには、身近な花を。
穏やかなある夕暮れ、樫野崎灯台を訪ねました。
藪椿の赤が、夕陽に映えていました。
灯台のまわりに植えられている水仙です。
灯台は・・、その気になれず撮影しませんでした(笑)。
来年はもっと明るい時間に、灯台も入れて水仙の群落を撮りたいものです。