保健福祉の現場から

感じるままに

介護現場の医療的ケア

2011年10月16日 | Weblog
介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研修関係資料(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kaigosyokuin/index.html)が出ているのでみておきたい。「喀痰吸引等(たんの吸引等)の制度について」厚労省専用HP(http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/tannokyuuin.html)もある。昨年の厚労省「医療施設・介護施設の利用者に関する横断調査」結果(http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/hoken/dl/seido02_5.pdf)に出ているように、すでに、介護施設や在宅で「経鼻経管・胃ろう」や喀痰吸引等の医療提供を受けている方が少なくない。しかし、調査研究結果(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ls4x-att/2r9852000001ls82.pdf)によると、吸入、吸引、経管栄養等の医療処置で入所申込者を断る施設が過半数に上っている。療養病床では、胃ろうや中心静脈栄養等が処置された脳卒中後の患者が多い。介護施設や在宅で医療的ケアが普及されれば、療養病床でなければならないことはない。おそらく、政策的に療養病床が増えることはないであろう。まさに医療介護連携が強く求められるところである。本日は管内で医療介護連携・地域包括ケアの住民向けのシンポジウムがある。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 医師臨床研修 | トップ | 幸福感と健康の前提条件 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事