保健福祉の現場から

感じるままに

成年後見制度の使い勝手

2024年05月09日 | Weblog
R6.5.8読売「高齢者7人に1人が認知症へ、行方不明は10年で倍増…求められる見守りや活躍の場」(https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20240508-OYT1T50162/)。

成年後見制度(https://www.moj.go.jp/MINJI/minji95.html)(https://www.courts.go.jp/saiban/koukenp/koukenp1/index.html)について、R6.5.9マネーポスト「【認知症リスクへの備え】「家族信託」は介護のための“生前相続” 生前に財産を子供名義に変更でき、介護費用や介護施設入居費の捻出も可能に」(https://www.moneypost.jp/1137388)の「成年後見制度は初期費用に加えて、月々のランニングコストが3万~6万円、10年間で400万~700万円程度かかります。長生きが負担増に直結するうえ、成年後見人を一度選ぶとやめられないという難点もある」(https://www.moneypost.jp/1137388/3/)が目に止まった。R6.1.5ファイナンシャル・フィールド「親の認知症が進んでも「成年後見制度」を依頼すれば預金を払い出せるそうですが、何か注意すべき点があるのでしょうか?」(https://financial-field.com/oldage/entry-259666)の「本人のためと認められない理由で預金を引き出すことはできない点、弁護士などの専門家が後見人になると定期的に手数料が発生する点、制度の利用開始までの手続きに時間がかかる点」も理解しておきたい。R6.3.4毎日「成年後見制度の見直し 使い勝手のいい仕組みに」(https://mainichi.jp/articles/20240304/ddm/005/070/014000c)に続き、R6.3.6共同「成年後見制度 実態に即し使いやすく」(https://www.47news.jp/10616317.html)が出ているが、使い勝手はどれほど改善されるであろうか。専用ページ「成年後見制度利用促進」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000202622.html)や「地域包括ケア「見える化」システム」(http://mieruka.mhlw.go.jp/)で、都道府県・市町村の取組状況の見える化が必要と感じる。また、「日常生活自立支援事業」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/chiiki-fukusi-yougo/)と密接な連携が必要であるとともに、「社会福祉法に基づく市町村における包括的な支援体制の整備に関する指針」(http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/hourei/H171213Q0020.pdf)、通知「地域共生社会の実現に向けた地域福祉の推進について」(http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T171213Q0010.pdf)で要請されている「地域福祉計画」(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/c-fukushi/index.html)での位置づけも欠かせないであろう。ところで、R6.5.9マネーポスト「【認知症リスクへの備え】「家族信託」は介護のための“生前相続” 生前に財産を子供名義に変更でき、介護費用や介護施設入居費の捻出も可能に」(https://www.moneypost.jp/1137388)で紹介される「家族信託」(https://minjishintaku.org/familytrust)はどれほど普及しているであろうか。相続会議「家族信託は危険!? 失敗・後悔の9パターン トラブル回避の方法を解説」(https://souzoku.asahi.com/article/14491828)、「認知症の親の財産を守るには 成年後見制度のメリットとデメリット」(https://souzoku.asahi.com/article/14124698)は参考になる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 救急患者連携搬送料 | トップ | 第三者行為傷病 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事