チーム医療の実践的事例集(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001e9p1-att/2r9852000001ead3.pdf)が出ているのでみておきたい。チーム医療は、「医療の質や安全性の向上及び高度化・複雑化に伴う業務の増大に対応するため、多種多様なスタッフが各々の高い専門性を前提とし、目的と情報を共有し、業務を分担するとともに互いに連携・補完しあい、患者の状況に的確に対応した医療を提供する」と定義されている。ここに掲載された事例は一部であろうが、現場で実践する際に参考になるであろう。視察もあるかもしれないが、各地で先進事例の普遍化が期待される。しかし、事例集の取りまとめは、地域保健にもあてはまる感じがする。地域保健といっても様々な分野があるが、特に必要なのは、健康危機管理事例の収集と活用であろう。例えば、全国保健所長会健康危機管理に関する委員会(http://www.phcd.jp/topics/jirei_kenkou_kiki_kannri.html)や「健康危機管理体制の評価指標、効果の指標に関する研究」結核班(http://www.phcd.jp/topics/tb.html)では保健所職員の立場から事例がとりまとめられている。これらは、平成17年5月の地域保健対策検討会中間報告(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/05/s0523-4.html)に示された12分野で取りまとめられるべきであり、蓄積を期待したい。健康危機管理保健所支援情報システム(http://www.support-hc.com/index.php?FrontPage)にも掲載されるであろう。紹介される事例は必ずしも円滑にいった場合だけではなく、むしろ様々な困難があった方が参考になるかもしれない。また、危機時に使用された各種様式、資料も参考になるだろう。それらの取りまとめ、改良も期待したい。とにかく、全国レベルで、先輩職員から後輩職員へと、対応ノウハウが、効率的効果的に受け継がれることが、我が国の健康危機管理体制の強化に不可欠である感じがする。そのためには、経験した事例をしっかり引き継ぎ役立てるという保健所職員の認識と協力が重要であろう。
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