30日の社会保障審議会介護給付費分科会資料(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001dzdp.html)では、医療介護連携(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001dzdp-att/2r9852000001dzh2.pdf)(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001dzdp-att/2r9852000001dzhb.pdf)が前面に出ている感じがする。資料にはぜひ目を通しておきたい。厚労省資料「地域医療計画と医療・介護連携」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001dlb2-att/2r9852000001dlg0.pdf)も出ていたが、医療計画と介護保険事業計画の両方から、医療介護連携が打ち出されなければならないであろう。さて、先日、当保健所から介護保険事業計画策定委員会に初めて参画させていただいたのに続き、本日、介護支援専門員協会総会に声がかかった(これも当保健所初めて)。ケアマネジメントでは様々な機関と調整が必要であり、保健所の力も借りたいという。在宅医療チームへの保険薬局の参画も期待されているらしい。先般、地元の薬剤師会長に協力を依頼してみたところ、否定的な見解であった。しかし、当所薬事担当者がN市の各保険薬局に意向を確認したところ、前向きな意欲を示しているところが少なくないことがわかった。まずは、非公式な勉強会に向けて動き出したところである。とにかく、3年ぶりの保健所勤務で、前回とは大きな格差を感じるが、これはこれで面白い。 診療報酬・介護報酬や事業予算、制度等で、医療介護連携の推進が図られるであろうが、医療介護連携には、信頼関係に基づく顔のみえるヒューマンネットワークが不可欠であることを、協会長からの電話で改めて感じたところである。
30日の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会資料(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001dt9e.html)で目にとまったのが、「医療機関群の設定について」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001dt9e-att/2r9852000001dtgs.pdf)である。今後優先的に検討すべき医療機関群の設定に係る機能類型として、1)医師研修機能、2)小児医療提供機能(小児専門病院)、3)他病棟との連携機能(ケアミックス病院)が掲げられている。
「病院群の設定に「医師研修」など3類型浮上- DPC分科会」(http://www.cabrain.net/news/article/newsId/34401.html)。<以下一部引用>
<分科会ではこれまでに、「大学病院本院」を独立した病院群として設定する方向でデータ検証することを既に決めており、残り1369病院のグループ分けが焦点になっていた。厚労省は今後、今回浮上した3類型と合わせ、4つの類型について詳細なデータ分析に着手する。(中略)分科会が検討する基礎係数は、現在の調整係数の見直し後にDPC対象病院の基本的な診療機能を評価する仕組み。DPC対象病院を、共通の機能や役割を持つ複数の病院群に分類し、これらの病院群の診療実績を踏まえてそれぞれ基礎係数を設定する。(中略)30日の分科会では、医師研修の機能に着目した病院群の設定について、臨床研修病院の指定の有無だけでなく、実際に研修医をどれだけ受け入れているかも調査すべきだとの意見があった。小山分科会長は「基礎係数では、取りあえず(研修を)しているかしていないかで分けて、機能評価係数2の中で(受け入れ人数の)濃度差を付けて連続的に評価する」などと述べ、調整係数の見直し後は基礎係数と既存の係数を連動して病院群を評価すべきだとの認識を示した。>
既に「DPC地域医療指数」の病院一覧(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000iqay-att/2r9852000000iqeq.pdf)が公開されているが、これは、機能評価係数Ⅱの6項目(データ提出指数、効率性指数、複雑性指数、カバー率指数、地域医療指数)のうちの一つである(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/04/dl/s0422-5a.pdf)。また、昨年7月30日の官報(厚生労働省告示第321号)で『厚生労働大臣が指定する病院の病棟並びに厚生労働大臣が定める病院、調整係数及び機能評価係数の一部を改正する件(告示)』(http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken12/dl/index-125.pdf)が出ており、これに基づき、ネット上では、機能評価係数Ⅱが高い病院ランキング(http://hospia.jp/wp/archives/1433/)が出ている。機能評価係数Ⅱは、都道府県ごとの病院で比較できる(http://hospia.jp/wp/archives/2215/)のでみておきたい。医師臨床研修のマッチング(http://www.jrmp.jp/koho/2010/2010press.htm)では、こうした資料(http://hospia.jp/)も参考にされるのかもしれない。DPC対象病院では、臨床研修医の受け入れが焦点になりそうで、研修医の存在がまさに病院経営に影響が及ぼすことになる。「臨床研修病院の指定の有無だけでなく、実際に研修医をどれだけ受け入れているかも調査すべきだ。」との意見は、マッチング結果(http://www.jrmp.jp/koho/2010/2010press.htm)をみれば納得かもしれない。実績0のDPC対象病院が少なくないからである。研修医の争奪に拍車がかかるのかもしれない。
「病院群の設定に「医師研修」など3類型浮上- DPC分科会」(http://www.cabrain.net/news/article/newsId/34401.html)。<以下一部引用>
<分科会ではこれまでに、「大学病院本院」を独立した病院群として設定する方向でデータ検証することを既に決めており、残り1369病院のグループ分けが焦点になっていた。厚労省は今後、今回浮上した3類型と合わせ、4つの類型について詳細なデータ分析に着手する。(中略)分科会が検討する基礎係数は、現在の調整係数の見直し後にDPC対象病院の基本的な診療機能を評価する仕組み。DPC対象病院を、共通の機能や役割を持つ複数の病院群に分類し、これらの病院群の診療実績を踏まえてそれぞれ基礎係数を設定する。(中略)30日の分科会では、医師研修の機能に着目した病院群の設定について、臨床研修病院の指定の有無だけでなく、実際に研修医をどれだけ受け入れているかも調査すべきだとの意見があった。小山分科会長は「基礎係数では、取りあえず(研修を)しているかしていないかで分けて、機能評価係数2の中で(受け入れ人数の)濃度差を付けて連続的に評価する」などと述べ、調整係数の見直し後は基礎係数と既存の係数を連動して病院群を評価すべきだとの認識を示した。>
既に「DPC地域医療指数」の病院一覧(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000iqay-att/2r9852000000iqeq.pdf)が公開されているが、これは、機能評価係数Ⅱの6項目(データ提出指数、効率性指数、複雑性指数、カバー率指数、地域医療指数)のうちの一つである(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/04/dl/s0422-5a.pdf)。また、昨年7月30日の官報(厚生労働省告示第321号)で『厚生労働大臣が指定する病院の病棟並びに厚生労働大臣が定める病院、調整係数及び機能評価係数の一部を改正する件(告示)』(http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken12/dl/index-125.pdf)が出ており、これに基づき、ネット上では、機能評価係数Ⅱが高い病院ランキング(http://hospia.jp/wp/archives/1433/)が出ている。機能評価係数Ⅱは、都道府県ごとの病院で比較できる(http://hospia.jp/wp/archives/2215/)のでみておきたい。医師臨床研修のマッチング(http://www.jrmp.jp/koho/2010/2010press.htm)では、こうした資料(http://hospia.jp/)も参考にされるのかもしれない。DPC対象病院では、臨床研修医の受け入れが焦点になりそうで、研修医の存在がまさに病院経営に影響が及ぼすことになる。「臨床研修病院の指定の有無だけでなく、実際に研修医をどれだけ受け入れているかも調査すべきだ。」との意見は、マッチング結果(http://www.jrmp.jp/koho/2010/2010press.htm)をみれば納得かもしれない。実績0のDPC対象病院が少なくないからである。研修医の争奪に拍車がかかるのかもしれない。