昨年の11月12日から17日まで咲くやこの花館で行われたなにわ蘭友会主催の40周年記念寒蘭展において、出品作品「緑粋」で総合優勝された西村正昭さんに、1月20日(月曜日)、倉田哲郎箕面市長から箕面市長表彰が贈られました。
寒蘭は、豪華で色彩豊かな西洋ランとは対照的に、東洋ランの一種で清楚で気品があり、また良い香りがするので根強い人気があるランです。この寒蘭展は、全国の日本寒蘭の愛好家でつくる「なにわ蘭友会」が毎年主催され、今回も近畿・中国・四国・九州の各地から、日頃の丹精込めた作品164鉢の出品がありました。
はじめに、倉田市長はこのたびの総合優勝に対する祝福をした後「ランを育てるのは非常に難しいと聞きますが大変なんでしょう」と尋ねると、西村さんは「ランは非常に気難しい植物で、気を抜くと確実にその結果が3か月から6か月後に出ますから日々気が抜けません」と話されました。
なお、西村さんは30年ほど前から独自に始められましたが、いい作品を作るにはいろんな情報が必要となることから6年前になにわ蘭友会に入会され、今では約110鉢(寒蘭40鉢、春蘭30鉢、富貴蘭(風蘭)40鉢)の各種の蘭を育てておられるとのことです。
また、今回出品された「緑粋」は、なにわ蘭友会に入会された当時に、苗木の状態で日向寒蘭会の会員から購入されたものだそうです。その時はいろんな日向ランがありましたが、何かしらこのランが自分を見つめているように感じられて購入されたそうです。
そして、倉田市長から「このたびの出品に際し最も気をつけられたのは何ですか」との質問に、西村さんは「審査はランの葉姿と花のバランスと器の三位一体で醸し出す寒蘭の魅力をいかにして引き出すかということになります。今年の夏は猛暑のため、いかにして暑さを乗り切るかに細心の注意(温度と水の調節)を払いました」と答えられました。
最後に、倉田市長は「手入れが大変でしょうが、これからも健康にご留意され、立派なランを育ててください」と激励しました。
<西村さん市長表彰おめでとうございます。これからも立派なランの花を咲かせてください。モミジーヌも一度見たいなぁ~!