6月19日(水曜日)午前10時40分から、箕面市立萱野東小学校(西田俊治校長、石丸1-18-1)で、パラアスリートとの交流を通じて共生社会について学ぶ体験型出前授業「あすチャレ!スクール」が、6年生118人を対象に実施されました。
「あすチャレ!スクール」とは、日本財団パラスポーツサポートセンターが主催するプログラムで、子どもたちにパラアスリートとの交流を通じ、共生社会への気づきと学びの機会を提供する、全国の小・中・高・特別支援学校などを対象に実施しているパラスポーツ体験型出前授業です。共生社会とは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会のことです。
今回、講師を担当したのは、異なる複数のスポーツで活躍した“マルチアスリート”の加藤正(かとうただし)さんです。加藤さんは、車いすバスケットボールの長野県代表として昭和60年全国身体障害者スポーツ大会に出場するだけでなく、長野1998冬季パラリンピックにおいて「アイススレッジスピードレース」という競技で3つのメダルを獲得し、パラリンピック夏冬合わせて5回出場しています。現在は、地元の長野県内で行われているパラスポーツ関連の事業でも活躍されています。
授業は、「体験型出前デモンストレーション」「パラスポーツ体験」「講話」の三部構成で約90分間行われました。
車いすバスケットボールの「デモンストレーション」では、加藤さんが児童の目の前で、実際に競技用車いすに乗り、すばやいドリブルや見事なシュートを決めるなど、車いすバスケットボールの見事なテクニックを披露しました。児童たちは、パラアスリートのハイレベルなプレーを生で見て、「すごい!」と思わず驚きの声を上げていました。
次の「パラスポーツ体験」では、代表の児童20名が、実際に競技用車いすに乗り、5対5の車いすバスケットボールのミニゲームを2試合に分けて行いました。児童たちは、慣れない車いすの操作に苦戦しながらも、周りの児童たちからの大きな声援や、加藤さんからのアドバイスを受け、一生懸命プレーしていました。
そして「講話」では、加藤さんがパラスポーツを通じて得た経験を交えながら、障害についてや、夢や目標を持つことの大切さについて話しました。講話の最後に、加藤さんは「やる前から頭の中で結論を出してしまうのではなく、ぜひチャレンジしてみてください。できるかできないかではなく、やるかやらないかが大切です。」と児童たちに語りかけました。
車いすバスケットボールを体験した児童は「車いすバスケットボールは、立ってするバスケットボールとは違って腕の力だけでシュートしなければならず、難しかったです。」と話しました。また、加藤さんの講話を聞いた別の児童は「今まで夢がなかったのですが、加藤さんのお話を聞いて、向いていなさそうな仕事にもチャレンジしてみようと思いました。」と話しました。
<お問い合わせ先>
■実施概要について
箕面市 子ども未来創造局 人権施策室
電話:072-724-6720 ファクス:072-725-8360
■「あすチャレ!スクール」の概要について
日本財団パラスポーツサポートセンター DE&Iプログラム推進部
電話:03-6229-3721 ファクス:03-6229-3722
<みんな楽しく学べたモミ~!
箕面市では、6月1日から8月31日まで、統一キャンペーン「あなたの大切な一票が未来の箕面を築きます 8月25日は箕面市長、市議会議員選挙」を行っています