5月23日(木曜日)、箕面市北部の止々呂美地区で、実サンショウを長期保存するためのたる漬け作業が、地元の農家のかたやJA大阪北部の職員のかたがたるの中に入り、足で踏んで漬け込んでいく昔ながらの伝統的な方法で行われました。
同地区では、「朝倉山椒」という大粒になる品種を栽培しており、同種は実が大きく香りも良いことから、高級品として古くから重宝されてきました。
実サンショウは収穫時期が短く、少しでも収穫が遅れると実の中の種が黒くなり、味が落ち出荷に適さなくなります。しかし、黒くなる前にたる漬けを行うことで、実サンショウの味や香りを損なうことなく長期間保存することができます。
収穫された実サンショウは、JA大阪北部止々呂美特産物センター(下止々呂美424)で、直径約1.6メートル、深さ約2メートルの大きな木製のたるに入れられ、約2年間塩漬けにされます。
止々呂美地区のたる漬けは、実サンショウと塩を足で踏んで漬け込んでいくという、昔ながらの方法が用いられています。
1回につき60キロの実サンショウと20キロの塩をたるに入れて、約45分程度踏みしめます。実サンショウを踏みしめていくと、周囲にサンショウの良い香りが広がります。
当日は、地元の農家のかたとJA大阪北部の職員のかた3人で、約45分間力強く実サンショウを踏みしめていました。
このたる漬けの作業は、5月22日から始まり、5月28日まで行われる予定です。
実サンショウのたる漬けを行った農家のかたは、「今年は例年より時期が遅れているが、量は昨年よりも多い。道具を使うと実サンショウが傷ついてしまうので、手間はかかるが人の手で作業している。」と話しました。
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<実サンショウとっても良い香りモミ~!