当日の天気は曇り。適度に日差しが遮られていました。
今回の観光あるきは、箕面観光ボランティアガイド(MVG)による案内を聞きながら勝尾寺をめざして歩く、とても人気のあるガイドツアーです。途中各所でのガイドによる解説も魅力の一つです。
午前9時30分、阪急箕面駅前に続々と参加者が集まり、一日の予定等を説明後、いざ勝尾寺を目指して出発!
とても蒸し暑く、少し歩いただけで汗が頬をつたいましたが、箕面公園に入るとスッと涼しい空気に包まれ、気持ちよく歩くことができました。
滝道が復旧工事中のため、ハイキング道を通って箕面大滝へ。
大滝前で小休憩。写真を撮ったり、スケッチをされたり、参加者の皆さんは各々景色を楽しんでおられました。
途中、様々な花が咲いており、ガイドの解説を聞きながら、熱心にカメラをかまえて写真を撮る方もいました。


その後、勝尾寺コースにふさわしい、八天石蔵の一つ、大威徳明王の石蔵へ。
八天石蔵とは、勝尾寺の寺域を明示するために鎌倉時代に周囲8カ所に埋納された4体の明王像と4体の四天王像のことです。
ガイドの詳しい説明に感嘆の声があがりました。

ゆったりとした坂道を登り、無事、勝尾寺へ到着!
昼食の後、勝尾寺の成り立ちについて、ガイドから説明を受け、
いざ、今回のガイドツアーのメインである勝ちダルマの目入れ祈願を体験!!
まずはじめに、ダルマを選び、素のダルマに眉やひげなど、目以外を描きます。
そして、ダルマの裏には生涯の目的を書き、背中にはその目的に向けた目標を書きます。
目標の横に生年月日、数え年、名前、住所を書いて、絵付けは完了。
絵付けを終えたダルマを片手に本殿へ。道中、小さなダルマたちが至る所に置かれています。まるでこびとのようで、愛嬌たっぷりです。
本殿では、願い事を丁寧に祈願しながら、お香に火を灯し、念を込めたお香の煙をダルマに浴びせます。
そして、この日5月18日(金曜日)は勝尾寺のご本尊・十一面千手観音のご開帳日。
月に一度の特別なこの日に、ご本尊の前で般若心経を唱え、ご先祖様に感謝します。
最後にダルマの目を入れて、勝ちダルマの目入れ祈願体験は終了。
このダルマは各々持ち帰られて、また一年後に奉納されます。
とても蒸し暑い中でしたが、誰も体調を崩すことなく、阪急箕面駅から勝尾寺までの約7kmという道のりを無事完歩することができ、午後2時30分ごろに解散となりました。
帰り道の途中、小さなダルマ達が「さよなら」、と見送ってくれているようでした。
阪急宝塚線沿線観光あるきは、阪急電鉄や能勢電鉄の各駅から出発するまちあるき・ハイキングのことで、阪急電鉄株式会社と能勢電鉄株式会社、さらに阪急宝塚線・能勢電鉄沿線の自治体や観光協会などが協力して実施しています。
4月から11月までの間、ボランティアガイドさんの話を聞きながら楽しく歩ける「無料ガイドツアー」や「体験型ツアー」が催されるほか、これらのコースはパンフレットを片手にご自身で自由に歩くこともできます。
沿線の各地域で魅力がたくさん詰まったガイドツアーが今後も開催されます。次回の箕面市でのガイドツアー開催は紅葉シーズンの11月21日(水曜日)です。是非、ご参加ください。
阪急宝塚線沿線観光あるきホームページ
http://www.hankyu.co.jp/area_info/kankouaruki/takarazuka/index.html
<モミジーヌも行きたかったモミ!今度、パンフレットを持って散策してみるモミ~♪